2016-06-14 No.134
菜の花畑
「北海道十勝 菜の花畑 菜の花はセイヨウアブラナ」
お疲れ様です。いかがお過ごしでしょうか。
ここ北海道十勝の鹿追町の畑では一面の菜の花が咲き誇っていました。
菜の花はナノハナという花がある訳ではなく、アブラナ科の花のうち黄色い花を咲させる植物をナノハナと呼んでいます。
セイヨウアブラナやクロガラシ、ハルザキヤマガラシなどがそれらにあたると思います。
今回は菜の花についてお届けします。
アブラナ科
「北海道十勝 セイヨウアブラナ近景 花が咲く頃になると食用には向かないと言われている」
菜の花畑の菜の花はアブラナ科セイヨウアブラナと呼ばれる植物が多く利用されています。
アブラナ科は「油菜」が名前の由来で、昔からこの植物から油をとって利用していました。
ナタネ油とよく聞きますが、これもナタネという植物がある訳ではなくセイヨウアブラナなどの菜の花を指しています。
江戸時代には日本から昔からあったアブラナから油を取り利用していましたが、最近ではもっぱら移入種のセイヨウアブラナを菜の花として利用しているようです。
「北海道十勝 畑一面全て菜の花畑になっている」
アブラナ科は食用として多くの種類が利用されています。
キャベツや白菜、小松菜、ブロッコリー、カリフラワー、カブ、大根などは全てアブラナ科です。
先日紹介したクレソンもアブラナ科です。
大根やクレソンなど辛みを感じる成分が含まれる種類もありますが、これは虫の幼虫などに食べられないようにするための生存戦略の一環です。もっとも、この辛みを気にしないで食べる生物もいます。青虫や人間です。
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「北海道十勝 菜の花 セイヨウアブラナにとまるマルハナバチ」
私たちの食べるものは全て自然を利用してできているものです。
スーパーに並んでいる食品全てが自然由来のものです。
自然のものを食べて生きている私たちもまた自然の一部なのだと感じてみてくださいな。
したっけぃ