2016-01-29 No.78
狩猟期間は冬
「北海道十勝の冬の景観」
ハンターにとって冬は狩猟期間であり、一番行動しなければならない時期です。
しかし、北海道の冬は厳しい。
寒さだけではなく、冬は雪によって道も雪に埋まります。
ですので、北海道のハンターは「カンジキ」や「山スキー」をもって山の中に入ります。
北海道の狩猟期間
北海道の狩猟期間は10月頃~3月頃までです。
実は狩猟期間は地域によってまちまちで、狩猟者は自分が狩猟する場所を決めたら、その狩猟期間をあらかじめ確認しなければなりません。
さらに年度でも変化します。
平成27年度は占冠村や興部村においては9月15日~4月15日までと、長期間に設定されています。
道北や道央、道南、釧路地方は10月1日~3月31日と設定されています。
十勝地方周辺は、10月24日~2月29日までとなっています。
狩猟期間が冬に設定されている3つの理由
冬に猟期が設定されている理由は、主に3つあります。
1.野生生物の保護
2.安全確保
3.味
1.野生鳥獣の保護
多くの野生鳥獣は春から子供を産み育て、秋には独り立ちするケースが多いのです。
冬期を狩猟期として定めることで、野生鳥獣の子育て期間を避けています。
2.安全確保
夏の草地や森の中は、草丈も高く見通しが悪いです。
見通しが悪い状況の中、測量や調査している方々もいます。
そのような中で、狩猟することは危険性が上がります。
スズメバチの巣もあるでしょう。
視界が悪く安全の確保が難しい状況での狩猟は危険であることから、夏や初秋の時期を避けています。
秋になると木の葉も落ち、草も枯れ見通しが良くなり、スズメバチも居なくなります。
3.味
春や夏の獲物は、脂肪も少なく美味しくありません。
冬を迎え栄養を蓄えた野生鳥獣が美味しい時期に狙うのです。
十勝の冬
「北海道十勝の冬の日高山脈と防風林」
防風林があることで、風雪が軽減される。
冬であっても葉が落ちない針葉樹を常緑針葉樹と呼びます。
この針葉樹はトドマツだと思われます。
樹皮が白くみえる木は白樺の木です。
「畑に積もる雪に風による作用によって砂漠のような凹凸が見える。」
北海道のハンター上記のような環境の中で狩猟しています。
本州にも雪が降り、インフルエンザも流行っているようです。
暖かくしてお過ごしください。
したっけぃ