2016-06-25 No.138
クリンソウ
「北海道十勝 林道沿いのサクラソウ小群落」
こんにちは。北海道十勝は相も変わらず雨ばかりです。梅雨の様な天候で、気温も東京ほど上がらず、薄ら寒い毎日です。
昨日は雨が降らず曇りでしたので山に入ると、林道脇にクリンソウが生えていました。
クリンソウは川沿いや湿ったところで見ることが多い花ですが、今回見つけた場所は林道の脇。
川まで下りなくても撮影できてラッキーでした。
写真では鮮やかで濃いピンク色の花ですが、栃木県の奥日光、中尊寺湖の千手ヶ浜では濃淡色多様なクリンソウが咲いていると聞きます。
今回はクリンソウについて書き下します。
大型のサクラソウ
「クリンソウ サクラソウの仲間の内で最も大きい 60cmの高さのクリンソウ」
クリンソウはサクラソウの仲間のなかでも最も大型です。
40-70cmほどの高さで、茎が妙に長く、花は特徴的で、葉が地面に円を作るように広がっています。
花は大きく美しいため山野草として人気のある種です。
ヨーロッパでは園芸種として育てられているとも聞きます。
多くの府県や北海道でレッドデータリストに指定されている種です。
名前の由来
「クリンソウ 名前の由来は仏閣の屋根にある『九厘』に由来する」
春先に咲く白い花のニリンソウ(二輪草)は、一つの茎に二つの花を咲かせるのでニリンソウと呼ばれます。
このクリンソウ(九輪草)は、9つの花を咲かせるわけではありません。
九輪という、お寺や五重塔の先端にある尖った金属質の物体に似ていることからクリンソウと呼ばれているようです。
群落地
「クリンソウ 開花時期は6-7月頃」
本州のクリンソウ群落地として有名な場所がいくつかあるようです。
・栃木県の奥日光、中尊寺湖の千手ヶ浜
・埼玉県秩父市三峰の三峰神社
本州では見頃は終わっているかもしれませんが…。
日本全国梅雨空に覆われているようです。
晴耕雨読。こんな日は、本でも読んでお過ごしください。
しったけぃ
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