2020-04-14 No.597
「やっと猟期が終わる…」
「お疲れ~。エゾシカだけ猟期長いしね」
「北海道西興部村と占冠村で4/15までだけど、今年は新型コロナで3月からエゾシカ猟はやってなかったよね」
「猟期は終わっても、駆除もあるけどね」
「それな。私たちヒグマは狩猟よりも許可捕獲で狩られる方が多いから辛い…」
「そうだよね、とにかく令和元年度の猟期が終わって一段落だね」
北海道の猟期
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
北海道の猟期について紹介します。
北海道の猟期
北海道の猟期は全道一律で、
10月1日から1月31日までです。
この期間であれば
狩猟鳥獣(鳥類28種、獣類20種)を
撃つことができます。
マガモやカルガモなどの水鳥たちや
シマリスやエゾユキウサギ、ヒグマ
などの獣類がとれます。
ただし、エゾシカについては注意が必要です。
エゾシカの猟期
北海道でエゾシカを狩猟する際は注意が必要です。なぜなら、エゾシカ猟だけは猟期が各市町村によって違うからです。
北海道エゾシカ管理計画
北海道は「エゾシカ管理計画」を策定しています。
同計画は、
北海道の生物多様性を保全しつつ
人とエゾシカの軋轢を軽減し
エゾシカの絶滅を回避する目的で
1998年以降進められています。
エゾシカの数を行政が管理するため、
エゾシカの猟期は各市町村によって変わります。
札幌や旭川、函館などを含む、
道央、道北、道南は10/1-3/31です。
十勝だと10/19-2/29ですが、
十勝でも浦幌町や豊頃町などは
10/19-1/31となります。
各市町村によってエゾシカの猟期が変更します。
これは上記の計画に従って、
エゾシカの概算生息数を勘案した上で
定められています。
西興部村と占冠村の猟期
この他にも西興部村と占冠村が
9/15-4/15までと、
かなりの長期間の猟期を設定しています。
ここでは私たち一般のハンターは狩猟が制限され
ガイド猟になります。
地元のハンターたちから
指導を受けながらの猟になりますので、
北海道でのエゾシカ猟は
実質的に3月31日までと考えてよいと思います。
「個人的にはもっと猟期を長くしてほしいですね。」
「かんべんしろよ!」
したっけぃ