2017-01-30 No.147
2016年台風10号
「北海道十勝 2016.8.31 音更川の様子」
前回に続き2016年8月に北海道に上陸した台風10号の影響について記します。
前回の記事 2016年台風10号 畑地への被害
今回は浸水被害にあった宅地や人々の様子を紹介します。
被害を受けた宅地と人々と
「北海道音更町宝来地区 2016.8.31 住民によると膝上まで水位が上がったとのこと」
「北海道音更町宝来地区 2016.8.31 水位も下がり一段落の様子 浸水を防ぐための家の土嚢袋が見える。子供たちはちょっと楽しそう」
「北海道帯広市 増水した十勝川を眺める住民」
「北海道音更町木野 水位の監視 このような方たちがいたからこそ安全は保たれたのかと」
「北海道音更町宝来地区 2016.8.31 無謀なシルバーマーク…、すぐにバックで引き返して来ました」
台風10号がもたらした大雨は8月31日には上がり、私たち住民は落ち着きを取り戻しました。
しかし、この時北海道の東側半分は札幌などの道央圏へのアクセスが寸断されており、陸の孤島と化していました。
各所で橋が崩落し、JRの鉄橋も崩落、国道は土砂崩れと崩落で全滅、高速道路も土砂で埋まり、2016年8月31日はその復旧作業が開始された日でもありました。
道東(釧路・帯広等)から道央(札幌・小樽等)へ緊急の用事がある人は、一度東京へ飛行機で飛び、東京から札幌へ飛ぶということもありました。
その頃の私たちの心境は悲壮感は特になく、すぐに日常に戻るだろういった心持ちだったように思います。
ただ、この時に撮影に行けなかった近隣の清水町や新得町の被害は大きく断水の期間が続きました。
清水町は9月15日に、新得町は9月18日に復旧しました。
先月の12月22日に釧路帯広-札幌間を結ぶJRも復旧しました。
道東(釧路・帯広等)と道央(札幌・小樽等)を結ぶ国道は未だ(2017.1.30)に不通です。
4か月以上経った現在も国道の復旧作業は続いています。
したっけぃ