2018-06-04 No.252
どうも、モーリーです。
最近、北海道十勝でも
アライグマの被害が増えてきました。
北海道では
12,354頭(2016年度調査)の
アライグマが捕獲されました。
空知や胆振、日高などで
多く生息し、
その3つの支庁だけで、
7,500頭以上が捕獲されました。
全体の半分以上です。
ここ十勝では、
148頭(2016年度調査)と、
全体の約1%でした。
しかし、
10年前の十勝では、
0頭でしたので、
その数は徐々に増えつつあります。
そんな折り、
帯広市から
「アライグマ捕獲強化月間」
実施指令が帯広猟友会へ出されました。
モーリーもパトロールに参加。
その様子を紹介します。
アライグマの痕跡
[2017夏 北海道後志 アライグマの足跡]
アライグマの足跡は、
5本の足の指の形が、
ハッキリと見えることが多く、
特徴的です。
[2017夏 北海道後志 アライグマの糞]
アライグマの糞です(多分)。
糞を見てみると農作物(多分トマトなど)や
昆虫を食べているのがわかります。
アライグマのパトロール
[2018.5北海道十勝 アライグマの罠]
アライグマのパトロールといっても、
銃を持って
アライグマを探すわけではありません。
被害にあった農家さんから
連絡を受け
その農家さんの敷地内に
罠を仕掛けるのです。
その罠の見回りがパトロールです。
今回は10箇所ほどの
罠を見回り
捕獲数は0でした。
[2018.5北海道十勝 アライグマの罠のエサ ドーナツと煮干しなどの魚]
エサはドーナツや煮干しを利用します。
ハンターは魚釣りも好きな人が多く
自分の釣ったニジマスやヤマメを
エサにする方もいます。
ここ帯広市での被害は
少ないのですが、
十勝の清水町や新得町など
山間の町村では
農業被害が増えています。
サンショウウオやザリガニたちも被害に
[2018.5北海道十勝 アライグマの罠を設置した畑]
アライグマの被害といえば
農業被害を思い浮かべますが、
北海道に昔から住んでいる
エゾサンショウウオやザリガニたちも
アライグマに捕食され
その生存が危ぶまれています。
アライグマが悪いわけではない。
それでも、
私たちハンターが
農業被害軽減や北海道の生態系を守るために
駆除するのです。
罠を設置している農家さんから
パトロールの途中
アスパラをいただきました。
パスタの具材にして
美味しくいただきました。
パトロールの報告をこれで終わります。
明日も1日がんばるぞい。
しったけぃ