2022-06-02 No.952
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
近所で殺人事件が発生してしまいました。
最初の一報はラジオから聞きました。
「帯広の森で女性の遺体が土の中から発見された」との一報で、瞬間的にヒグマによる土饅頭※かと思いました。
近所なので現地確認する必要があるなと思い、ラジオに聞き耳を立てるとどうやらヒトによる殺人事件らしいとのこと。
※土饅頭：ヒグマはヒトやシカなどの獲物を食べる時、獲物を土や落ち葉等で覆い隠して土で作った饅頭のように保管し、数日間に渡って食べます。中には鮮度を保つため動けない程度にダメージを与えのんびりと食べる事例もあります。そんな土饅頭を見つけた時は近くにヒグマがいる可能性が高いので速やかに立ち去りましょう。
詳細は分かっていませんが、亡くなられたのご冥福をお祈り申し上げるため現地までお参りしてきました。
事件概要と現地の様子をお届けします。
事件概要
[2022.6北海道十勝 帯広の森散策路]
場所：北海道帯広市帯広の森
内容：
北海道帯広市の公園の林内に女性の遺体を埋めたとして高校教諭が逮捕された。
死体遺棄の容疑で逮捕されたのは帯広農業高校の教諭片桐朱璃（しゅり）35歳男。
遺体発見までの時系列を整理します。
5月29日午後 亡くなられた女性（北見市在住？）が出かける
5月30日 女性の夫が「昨日、妻が外出してから戻らない」と警察へ相談 相談内容から同容疑者が浮上 同容疑者は20:00頃女性の遺体を埋めたとされる
5月31日 女性の夫が行方不明者届を提出 警察が同容疑者に事情を聞く 関与を否定する
6月1日 1日になって女性の遺棄を認め「車で運んだ」などと話す
6月2日2時半 同容疑者の供述に基づき市内公園の林内の土を掘り起こすと女性の遺体が発見された
[2022.6北海道十勝 帯広の森 林内の様子]
逮捕された片桐容疑者は今年の4月から帯広農業高校に転任して来たとのことです。
亡くなられた女性も教諭。
女性は同容疑者が3月まで勤めていた高校の同僚だったとのこと。
同容疑者はニセコ高校にもいたとのことで、私は仕事でニセコ高校の農業課の生徒たちと関わることもあったことから、ひょっとしたら同容疑者と挨拶くらいはしたことがあったかもしれません。
ニュースで顔を見ると、なんとなく顔に見覚えがあるような気もします。
気になるところは色々とありますが、なにがあったのか今後明らかになるでしょう。
別件 2007年帯広農業高校白骨死体遺棄事件
2007年の別の事件の話です。
帯広農業高校の脇で白骨死体遺棄事件がありました。
白骨は同市にすむ29歳女性。
実はこの事件は犯人が逮捕されていませんが、容疑者は元夫でした。
容疑者となった元夫は同事件では逮捕されず、釧路地方検察庁は過去のDV事件で起訴し有罪。
別件での逮捕・有罪であり、この死体遺棄事件では犯人が捕まっていません。
流れから検察は同容疑者を極めてクロと見ていたが証拠をあげられなかったということなのでしょうか。
犯人を捕まえられない理由に国土交通省（当時冬柴大臣：公明党）の高級官僚や地元新聞社の影響も地元では噂されています。
この事件は発生から15年が経過。
このまま迷宮入りになるのでしょうか。
なにか帯広市が治安の悪い町に思えてきました。
普段はのんびりした町なんですけれど。
警察には捜査を頑張っていただきたく、そして私たち市民も警察へ協力して犯人を捕まえたいですね。
参考サイト：
Magna voluisse magnum, ～じんたろうのブログ 『彼女が何故死ななければいけなかったのか』
帯広農業高校
二つの殺人事件の渦中になってしまった帯広農業高校ですが、全国的にも有名な高校です。
【鋼の錬金術師】で世界的にも有名な漫画家【荒川弘先生】の出身高であり、同先生の作品で週刊少年サンデーで連載された人気漫画【銀の匙 Silver Spoon】の舞台になった学校『エゾノ―』です。【百姓貴族】という農業をテーマにした漫画も農家で農高出身の荒川先生ならではですね。
また、2019年NHK連続テレビ小説「なつぞら」は同シリーズの第100回目の記念作品で、十勝出身の主人公広瀬すずさんが通った高校でもあります。
銀の匙効果もあり生徒も色々な分野で活躍しています。
2021年には甲子園も出場していました。
私自身も仕事で帯広農業高校と環境分野で関わったことがあり生徒と先生たちに悪い印象はありません。
この事件に影響されず、しっかりと本分である農業分野の勉強に集中して欲しいと思います。
関連記事：
【鋼の錬金術師】厳しい北海道で培ったテーマ「等価交換」漫画家荒川弘が凄い
帯広の森
[2022.6北海道十勝 帯広の森管理施設はぐくーむ]
ここは帯広の森の育成管理や利活用促進を図る施設です。
中には環境が学べる道具や市民が利用できる会議室などがあります。
遺棄事件の現場となった「帯広の森」は地域住民の憩いの場です。
普段はランニングやウォーキングコースとして利用される森林公園です。
私も時折ウォーキングするコースです。
この公園は1975年から100年計画で市民参加による森づくりが進められている森林公園で、私も子供の頃にここの森の植樹に参加しています。
今ではエゾリスやエゾモモンガ、キタキツネなどの動物たち。
アオジ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ノゴマ、アカハラ、ミヤマカケスなどなど多くの野鳥も観察できます。
ヒグマの痕跡も周辺の畑などで散見される公園でもあります。
参考サイト：
帯広市 帯広の森
事件の影響でしばらくは人の足も遠のくでしょうが、人がいない公園は野生生物たちにとっては嬉しいことなのかもしれません。
あらためて亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
落ち着いたら花をお供えにいこうと思います。
したっけぃ
