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ハンター日記

シジュウカラ 小鳥らしい鳴き声を聞かせてくれる四十雀

投稿日:

2016-01-04 No.61

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シジュウカラ(四十雀):Japanese tit

白い頬と、黒いネクタイをしている小鳥がいたらシジュウカラです。
逍遥の途、普段よく見かけるのがシジュウカラです。
今日は、スズメの次に一般的な鳥ともいえる、シジュウカラをお届けします。
英語では"Japanese tit"です。
"tit"は、小鳥、娘などの意味です。

名前の由来

japanese tit「シジュウカラ(四十雀)。白い頬が特徴的」

名前の由来はよく分かっていません。
「鳴き声説」と「数説」があります。
シジュウカラは漢字で書くと『四十雀』(40羽のスズメの意)です。

鳴き声説

鳴き声が「シジュ」と鳴いているように聞こえることからシジュウカラと言われています。

数説

沢山の数(四十?)で群れているスズメ(雀)から由来して、四十雀(シジュウカラ)とも言われています。

鳴き声(さえずり)

Japanese tit「羽ばたく直前の様子。」

ツーチチ、ツーチチッピ』などとと小鳥らしい声で鳴きます。
Youtubeなどで、「シジュウカラの声」で検索してみてください。

シジュウカラの生態

Japanese tit「羽ばたいているシジュウカラ。胸の黒いラインが見える。オスの様に見えます。」

大きさ

全長:14.5cm程度
体重:14g程度
なお、胸のネクタイがより太いのがオスで、比較して細いのがメスですが、見分けは難しいです。

寿命

野生下では約1.7年(約20か月)
天敵や食糧の少ないことなどの要因が重なり、短い寿命となっています。
飼育下では、10年程生きるとの報告もあります。
冬期間に餌がなく、冬の間に多くが自然淘汰されていると考えられています。

生息地(分布)

日本や東アジア、ロシア極東に分布しています。
日本ではほぼ全国に分布していますが、北日本に多く、西日本には少ないようです。
平地から山地の林、湿原などに生息しますが、市街地でも見ることが多い鳥です。
渡りを行いませんが、寒い地域に生息し食物が少ない時には渡りを行うこともあるようです。

Bird Life Internationalより推定値を紹介します。
シジュウカラ(亜種を含む)の世界中に生息する数は282,000,000-1,090,000,000(2億8千万-10億羽程度)とのことです。
この内日本には、10,000-100,000のつがいが生息しているとの推定値を算出しています。
あくまで推測値ですが、参考にはなります。

食性(餌)

雑食です。果実、種子、昆虫やクモなどを食べます。
地表でも樹上でも採食します。
なお、1羽のシジュウカラけが1年に食べる虫の量を蛾の幼虫に換算すると、12万5000匹にもなるというドイツの古い研究結果も残っています。

繁殖

樹洞キツツキが開けた穴に、メスがコケや獣毛などを敷いた椀状の巣を作ります。
日本では4-7月におよそ7-10個の卵を年に1-2回に分けて産み、メスが抱卵し、オスが餌をとってきます。
卵が産まれてから、1か月強くらいで巣立ちします。

シジュウカラの寿命が短いのは(スズメなども)、冬の間に餌が取れないからという要因も一つあります。
もし、良ければ冬期間だけでも庭に餌台(バートフィーダー)を設置して、餌が少ない鳥たちへ餌を与えてみてはいかがでしょうか。
あなたの庭に小鳥がやってきたら、楽しいですよね。

したっけぃ

 

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  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

-自然, 鳥類
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