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ハンター日記

ノスリ【鵟】は白くかわいい猛禽類 トビ(トンビ)【鳶】との違いと見分け方

投稿日:

2021-03-21 No.711

どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。

海沿い崖を歩いていると
ノスリが飛んでいました。

ノスリはトビ(トンビ)の次に
一般的な猛禽類と言われています。

ノスリとトビの違いや
見分け方についてお届けします。

 

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ノスリとトビ

ノスリ【鵟】

ノスリ 鵟

[2021.3北海道十勝 ノスリ]

この白い猛禽類が
ノスリ(Buteo japonicus)です。

トンビの次にメジャーな
猛禽類と言われているようですが
私はそれほど出会えません。

ノスリを見るのは
年に1-2回ほどでしょうか。

北海道などの北方のノスリは
冬には南方に渡る個体もいるようで
北海道では見られる期間が
短いということもあるのかもしれません。

 

トビ【鳶】(トンビ)

トビ(トンビ)

[2017.4北海道十勝 トビ(トンビ)]

こちらがトビ(Milvus migrans)

身近な猛禽類です。

ことわざ
「鳶に油揚げをさらわれる」
『ふいに横から大事なものを盗られる』
の意で、鳶(とび)は人に慣れると
人の弁当などをかっさらうこともあります。

 

トビにランチを盗られた方の話を
聞いたことがあります。

その方は女性ですが、
人生で2回もトビにランチを
盗られたと言っていました。

いずれもパン。

横に男性が同じくランチをしていたが
私だけが狙われたと。

 

話を聞いて
弁当よりもパンの方が
一気に盗みやすいので
パンを狙っているのかなと思っています。

女性で野外ランチがパンの際は
上空にご注意ください。

 

 




 

ノスリとトビの3つ違いと見分け方

ノスリとトビの違いはいくつかあります。

尾の形が分かりやすい違いだと思います。

その他にも
初列風切りの数なども
見分け方としてあります。

この3つの違いを
見分け方として紹介します。

 

尾の形

ノスリとトビの違い

[ノスリ(左)とトビ(右)の尾の違い]

ノスリとトビでは
尾の形が違います。

ノスリは尾の先の形が
少し膨らんでいます

トビの尾の先の形は
平ら(一直線)です。

この特徴は遠くからでも
確認し易いです。

 

 

トビとノスリの違い

[ノスリとトビの見分け方]

ノスリとトビでは
色が違います。

ノスリは白いです。

トビは茶褐色です。

特に飛んでいる時は
ノスリはより白く見える気がします。

ただ、ノスリも個体によっては
薄い淡褐色の個体もいます。

更に木にとまっていると見分けにくいです。

また、太陽の陰になって
色がよく分からない状況が
現場ではよくあります。

色と尻尾の形などの
複合的な特徴を捉えて
判断することが大切です。

 

初列風切羽の数

初列風切羽

[ノスリ(5枚)とトビ(6枚)の初列風切(しょれつかざきり)羽]

翼の先の羽を
初列風切(しょれつかざきり)羽
と呼びます。

同羽の数を数えてみると。

ノスリは5羽。

トビは6羽。

飛んでいるとカウントは
難しいですが、
初列風切羽の数の違いもあります。

ただし、
トビが若齢だったりと個体差によっては
ノスリのように5羽にも
見える時があるので注意が必要です。

また、この初列風切羽の数の違いは
望遠レンズで撮影して
後で画像で確認しないと
見分けられない特徴なので、
現場では見分けにくい特徴です。

飛んでいると双眼鏡でも
確認は難しいと思います。

 

 

以上、ノスリとトビの違い&見分け方でした。

春になり道路の雪も溶けつつあるので
遠出してみようと思います。

画面を捨てよ、山へ出よう。

 

したっけぃ

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  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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