2017-01-24 No.142
樹氷を良く見てみよう
「北海道十勝 十勝晴れの下の樹氷。木は白樺」
トランプ大統領だって"ワンダフォー"とつい言ってしまうほどに美しい樹氷に近寄って観てみました。
どうせみんな見たことないんでしょ!
樹氷に近寄ってみた
「北海道十勝 樹氷。こんな感じで枝にびっしり霜がついています。」
十勝晴れの蒼天と白いコントラスト。
冬の十勝はあまりに美しい。
樹氷ができる条件と仕組み
『樹氷は気温が氷点下5℃以下の時に、樹木などに水分が吹き付けられてできた白色不透明の氷です。』(引用 お天気.comより)
私の家の周りでは、頻繁に起きる現象ではありません。
樹氷ができる日の前の夜に気温と湿度がある程度高く、かつ翌朝はキレッキレの低温の時にできるような印象を持っています。
東北の蔵王のスキー場でも見られるようですが…、蔵王の樹氷は成長し過ぎであまり美しくないかと。(参考: 蔵王樹氷 )
湿度が高いからあのような大きい樹氷になるのでしょう。
樹氷の仕組み
樹氷は0℃以下になった空気中の小さな水滴が、枝に付くものです。
小さな水滴は風に流されて枝につくので、風上に向かって霜がつきます。
ここで水滴は過冷却という現象になって空気を漂っているので、枝にぶつかるとすぐに凍ります。(今度過冷却現象について紹介しますね。)
下の写真を見てみてください。
「北海道十勝 樹氷。枝にびっしりと霜がついています。触るとサラサラと落ちます。」
「北海道十勝 樹氷。霜が向う側についています。風が向うから来て(風上に向かって)、水滴が凍り枝についた。」
「北海道十勝 樹氷。風上方向に霜が伸びるように付いている。」
寒い毎日、年が明け年度末に向けて忙しくなる頃だと思います。
無理はしないで暖かくしてお過ごしくださいな。
したっけぃ