2021-01-06 No.664
どうもまったく雪が降っていない
異例の年を迎えている北海道十勝から報告です。
十勝の帯広市や音更町、芽室町、
中札内村といった市町村では、
雪がまったく降っておりません。
1961年の統計開始以来
初めてのことだそうです。
例年なら11月には初雪を迎えています。
雪のない十勝の様子をお届けします。
このように全く雪が降っていません...。
こうなると秋まき小麦を蒔いている
農家さんは困っていると思います。
秋まき小麦は秋に種を蒔き
雪の下で冬を越し、
翌春に生長し収穫される作物です。
上記の画像は去年の11月に
撮影した秋まき小麦の様子です。
例年通りならこの状態の頃に雪が降ります。
そして秋まき小麦たちは雪のしたで
春を待つのです。
いつも思いますが、
秋まき小麦も私たちヒトも
同じ生物なのに
よくも雪の下で凍死もせずに
生き抜けるなと感心します。
私なら一晩で凍死して死んでいるはず。
生物の環境適応の多様性には驚かされます。
西を見ると日高山脈があります。
十勝は
西に日高山脈が
北に大雪山系が
雨雲や雪雲を遮断する
傘になってくれているので、
札幌や岩見沢市などの
積雪が多い地域と比べると
雪の少ない土地です。
十勝晴れという言葉があるように
十勝に晴れの日が多いのは
そのような十勝の地理的特徴が関係しています。
上を見るとエゾリスがいます。
雪がないので例年よりも
エサも探しやすそうです。
雪がないことで
良い事もあるようです。
したっけぃ
最近のカイロは充電式なんですねぇ。