2019-08-02 No.407
どうも、モーリーです。
先日河原を歩いていると
カワラバッタがいました。
カワラバッタは内地のいくつかの県で
絶滅危惧種に指定されている
バッタです。
名前の通り
河原を生息地としています。
河原を調べてみると、
”川の流れに沿う平地において、
普段は水が流れていない
砂や石の多いところ。”
とあります。
河原なんてどこにでもあるだろうと
思われるかもしれませんが、
昨今の河川利用や工事により
河原も減ってきています。
そんな河原を生息地とする
カワラバッタについてお届けします。
カワラバッタ
[2019.7北海道十勝 石の上のカワラバッタ]
カワラバッタは
北海道では普通種ですが、
内地の幾つかの県では
絶滅危惧種に指定されていますが
それは川の工事に伴い
河原環境が減ってきているからです。
河川環境において
「水面」
「河畔林」
「草原」は大切ですが、
「河原」もまた大切な環境の一つです。
カワラバッタのように
河原を生息地として依存する
生物もいるからです。
河原にいるカワラバッタは
河原に溶け込み
本当に見つけ難いです。
体色も河原色に
ほのかな青色を混ぜた
美しい色です。
河原風景に融け込み
擬態することを
生存戦略とした
カワラバッタ。
そんなカワラバッタの
生息環境を
維持していきましょう。
[13秒 カワラバッタ]
カワラバッタの動画も撮影できました。
全然動かないのであまり画像と変わりませんが、
宜しければご覧ください。
生息地
[十勝を流れる清流 札内川の河原]
カワラバッタは
名前に「河原(カワラ)」とつくように
河原を生息地としています。
このような河原は
人にとって利活用し難い環境ではありますが、
河原に生息地を依存している生物もいます。
河川敷を運動場として工事したり、
河畔林や草原などの遊歩道にしたりも
大切ですが、
河原環境も残していきたいですね。
餌
カワラバッタの食性について。
イネ科やクレソンなどの植物を食べますが、
動物性の餌も食べる記録があるので、
雑食性だと思われます。
幼虫
バッタに幼虫について。
バッタは卵から孵ると
小さなバッタとして生まれます。
毛虫のような幼虫にならず
小さなバッタが脱皮を繰り返して
成虫となります。
「不完全変態」と言います。
クワガタやチョウのように
毛虫のような幼虫から蛹、
そして成虫へ、
という変化を「完全変態」と言います。
内地ではカワラバッタが絶滅危惧種に
指定されている県もあります。
カワラバッタが生息できる
河原環境をこれからも維持していきたいですね。
したっけぃ