2019-10-09 No.479
お仕事お疲れ様です。
北海道十勝のハンター
モーリーです。
今年の6月頃、
林を歩いていると
クロヒカゲという蝶がいました。
森や山では普通に見られる蝶です。
私はこの蝶の名前がとても
気に入っています。
クロヒカゲ(黒日陰)という和名も
控え目で好きですが、
"Lethe diana" という学名が
なにより気に入っています。
学名の意味は「レーテー川の狩猟の女神」の意。
Lethe diana
[2019.6北海道十勝 クロヒカゲ Lethe diana]
学名ってなんだ
学名とは
世界共通の生物の分類と種に
付けられるラテン語の名称
のことです。
なぜラテン語なのかというと
既に死語(使っている人がいない言葉)
なので、言葉の意味が変わりようが
ないから。
意味が変わらないから
意味をもって名付けた意味も
変わりようがないということです。
確かに私たちが普段使う言葉も
時代ともに変わりますよね。
Lethe diana
クロヒカゲを "Lethe diana" と
名付けた方が誰で
何を考えていたのか分かりません。
しかし、なんとなくわかります。
Lethe:
意味は「忘却・隠匿」で、
ギリシャ神話に出てくる話で、
渡ってしまうと全てを忘れる川の名が
レーテー川です。
日本でもこの世とあの世を分ける
「三途の川」がありますが、
似ていると思います。
diana:
ディアナとはローマ神話に出てくる
狩猟の女神や月の女神として知られています。
ギリシャ神話ではアルテミスとも
呼ばれています。
ハンターの私にとっては
狩猟の女神である
ディアナやアルテミスは
大切な名前です。
クロヒカゲを見ると
全てを忘れて狩猟に邁進せよと
言われているような気がします。
したっけぃ
追記
私がアニメーターとして参加していた
∀ガンダムにも『ディアナ』という
月の女王がおり、クロヒカゲをみると
∀ガンダムを思い出します。