2016-06-19 No.136
ゾウムシ
「北海道後志(しりべし) 羊蹄山登山口 オオゾウムシを見つけた場所付近にある羊蹄山登山口」
「北海道後志 羊蹄山 オオゾウムシ 日本在来のゾウムシの中では最大(13-24mm)」
こんにちは。いかがお過ごしですか?
先週は蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山がある、北海道後志(しりべしと読みます。札幌の南東辺り)へ美味しいイチゴを食べるために出かけていました。
そんな羊蹄山の登山口で大きなゾウムシを見つけました。
全長で2cm以上はありました。
ゾウムシとはゾウのように鼻が長い昆虫です。
鼻のように見える部分は、実は口です。
随分と大きなゾウムシだと見ていると、一緒にいた日本でも指折りの野生生物博士が、そのゾウムシは「オオゾウムシ」という珍しい虫であると教えてくれました。
今回はゾウムシについてお届けします。
ゾウムシは英語では"Weevil"です。
オオゾウムシ
「オオゾウムシ 正面から」
たオオゾウムシは日本在来のゾウムシの中では最大の種類です。
昆虫図鑑「札幌の昆虫」で検索しても、「少ない」と記載されています。
羊蹄山は昆虫好きの間では珍しいオサムシが獲れる山とも知られいるようです。
その登山口でいきなりオオゾウムシを見つけることができるとは、さすが羊蹄山です。
ゾウムシの鼻はなぜ長い?
「オオゾウムシ ゾウの鼻の様に見える部分はアゴと口」
食べるため
花の奥や実やタネなどに穴を開けて食べるためです。
ゾウムシの鼻にみえる部分にはアゴと口がついています。ほかの昆虫では食べられない植物の中身を食べることができるんです。
卵を産むため
ゾウムシのメスが卵を産む穴を鼻(口)で掘ります。
鼻(口)で植物に穴を掘り、その穴の中に卵を産みます。ほかの昆虫は葉の裏などに卵を産みつけるのに対し、より安全な穴の中に卵を産み付けるとこができるんです。
ゾウムシの多様性
「オオゾウムシ 顔の拡大 迫力がありますね。さすが日本最大のゾウムシです」
ゾウムシは昆虫の中でも特に種類が多く、ゾウムシの仲間は6万種が知られており、知られていない種類を含めると20万種をこえるといわれています。
地球で最も多様性が高い生物ともいわれています。
ちなみに、私たち人類はホモサピエンスと呼ばれ、ヒト上科に分類されています。私たちの仲間は現在では10数種類しか存在していません。
ゴリラやチンパンジー、ボノボ、オラウータンやテナガザルの仲間たちです。彼らは私たちヒトの近縁種、仲間といえます。
いつもご訪問ありがとうございます。
ここ3日ハンター日記を休んでいて申し訳ありません。
テニスの大会やシジミ採りで忙しくなかなか更新できませんでした。
また、明日からしっかり更新します。
したっけぃ