2019-04-30 No.391
トンボは水の中で生まれ育ち、
繁殖のために羽化して空を飛び、
恋をして交尾して、沼や川に卵を産み、
死んでいきます。
水の中で生活するトンボの幼生を
ヤゴといいます。
日本最大のトンボ、
オニヤンマのヤゴを見かけたので
その様子をお届けします。
トンボの幼生ヤゴ
[2019.4北海道十勝 早春の北海道十勝の山林と小川]
春の山林で山菜を採っていると、
小さな流れがありました。
なにかいないか探してみると、
大きなヤゴがいました。
[2019.4北海道十勝 緩やかな流れにいたオニヤンマのヤゴ]
川の砂泥に溶け込こんでおり、
うまく隠れています。
大きさは3-4cmです。
そっと手に取ってみました。
[23019.4北海道十勝 オニヤンマのヤゴ]
手に取ってみると、
やはり昆虫らしく外骨格に囲まれ表面は硬く、
背中には羽化後に羽になる部分も見えます。
オニヤンマはヤゴの状態で
5年間ほど川の中で過ごします。
このヤゴは大きさからみて、
今年羽化する個体かもしれません。
そういう個体を終齢幼虫とよびます。
ヤゴの動画
動画を撮ることができましたので
簡単なコメントを付けて
youtubeにアップしました。
よろしければご覧ください。
動きが分かるので、
やはり生物は写真よりも動画の方が
良いですね。
今年は動画も積極的に撮影していこうと思います。
トンボの成虫
[2013.7北海道十勝トムラウシの山中 トンボ(ギンヤンマ?)成虫]
オニヤンマの写真がないので、
他のトンボの画像を載せます。
ギンヤンマかなと思いますが、
捕まえて胸や腹や羽の色や形を見てみないと
よく分かりません。
大きさや形からトンボの中の
ヤンマの一種だと思います。
ちなみに、トンボはこの角度からだと逃げにくく、
背中から全体を撮影しようと回り込むと逃げてしまい、
うまく撮影ができません。
難しいものです。
[2017.7北海道後志 イトトンボの仲間]
こちらのトンボはイトトンボという
主に池や沼、田んぼ周辺に生息する
トンボの仲間です。
ヤンマの仲間に比べて細く小さいですが、
見ていて飽きない可愛いトンボです。
したっけぃ