2019-01-25 No.361
[日本の切手 左上のウサギが冬毛のエゾユキウサギ]
どうも、モーリーです。
訪問いただき、ありがとうございます。
北海道にはエゾユキウサギという
ウサギが生息しています。
内地にいるニホンノウサギとは違う種です。
エゾユキウサギがどんなウサギなのか?
そんな疑問にお答えします。
本記事の内容 ・エゾユキウサギの生態 ・エゾユキウサギの足跡 ・レア動物エゾユキウサギ |
エゾユキウサギの生態
[二円切手の意匠となっているエゾユキウサギ]
エゾユキウサギ(Lepus timidus、蝦夷雪兎)は、
アイヌ語でイセポ。
山に入ると足跡は至る所で見られますが、
実はその姿を見たことがありません。
狩猟対象でもありますが、
以前ウサギ肉を食べた後に具合が悪くなったので、
それ以降、ウサギ肉は苦手になりました。
可愛いので、写真は撮りたいと思っています。
大きさ
大きさ:60cmほど
体重:1.6-2.9kgほど
特徴:
夏は茶色。
冬は耳の先端が黒くなり、全身は白くなる。
分布
エゾユキウサギは
ユーラシア大陸北部やサハリンに生息している
ユキウサギの亜種で
日本では北海道にのみ生息。
樹木がある草地や亜高山に分布しています。
内地で分布するウサギは、
ニホンノウサギという別種。
食性
食べ物は葉、根、枝、樹皮など。
天敵はタカやフクロウ、キタキツネなど。
繁殖・寿命
早春から秋の間に
1-3回の出産を繰り返します。
妊娠期間は50日間ほどで、
一度に1-4匹の子を産む。
寿命は野外だと1年間ほど。
走力と跳躍力が生存戦略
エゾユキウサギの凄いところは
走力と跳躍力。
最高速度は時速80km、
深い雪の中を飛び跳ねて勧めるジャンプ力、
エゾユキウサギはその走力と跳躍力で、
厳しい北海道の自然の中で生き残ってきました。
エゾユキウサギの足跡
[エゾユキウサの足跡 YやT字型をしている]
エゾユキウサギの足跡
エゾユキウサギは夜行性で
その姿を見ることことは困難ですが、
足跡は山野や農村では
簡単に見つけられます。
上記画像のような足跡があれば、
エゾユキウサギの足跡です。
YやT字型をしています。
上の横に二つ並んでいる跡が後ろ脚で、
縦に二つ並んでいる跡が前足です。
最初に前足を地面につき、
後ろ脚で飛び跳ねて前に進みます。
レア動物エゾユキウサギ
結構な頻度で山野を歩きますが、
エゾユキウサギを見たことがなく、
レアな動物と言えるかなと思います。
なぜレアなのか説明します。
夜行性
エゾユキウサギは夜行性で
昼間は木の根元などに隠れてジッとしています。
特に冬は白毛になることから、
雪山の中で見つけるのは困難です。
動くと分かりやすいのですが、
よほど近づくまでジッと隠れているので、
突然飛び出しで逃げるらしい。
数の減少
エゾユキウサギの捕獲数は
1959年:8万頭
1995年:数百頭
と激減しています。
生息数が激減しているといえます。
減少理由は分かりませんが、
・開発による生息地の減少
・狩猟圧
・天敵の増加
など、でしょうか。
原因が分かれば対策も立てられますので、
今後の調査が待たれます。
参考:
平川浩文「エゾユキウサギの過去、現在、未来」(1996)
エゾユキウサギは
猛禽類やキタキツネなどのエサとしての役割もあり、
減少することでそれら生物にも影響を与えます。
多くのエゾユキウサギが生息できる
北海道であって欲しいと思います。
そのためにどうしたら良いのか、
このブログを通じて貴方と一緒に考え、
実践してゆければ嬉しいです。
したっけぃ