2017-05-17 No.178
銃検査
[北海道十勝 帯広警察署]
今日の北海道十勝は晴天でした。
先週ニセコ町にいたのですが、その間も帯広はずっと寒い日が続いていたようです。
今日の晴天は久しぶりの晴天だったのです。
ストーブを24時間付けっぱなしでしたが、今朝は起きてストーブを消しました。
そんな晴天の日ですが、私は警察署に呼ばれておりました。
本日は帯広警察署にて年に一度の【銃検査】の日。
銃検査とは、銃の車検のような制度です。
銃を所持している人が正しく使用しているか、犯罪を犯していないか、不法改造をしていないか、またその人となりをヒアリングを通して警察官が判断するようです。
所有者が不適切な場合には、必要に応じて銃所持許可を取り消すこともあります。
※平成29年度銃砲全国一斉検査実施要領より
銃検査の内容
[北海道十勝 帯広警察署入口 国道38号線沿い、十勝川の近くにある]
銃砲の確認
所持しているすべての銃の検査を受ける。
警察署へ報告している大きさ、口径の銃であるかをメジャーなどを使って検査されます。
また、すべの銃には【銃番号】と呼ばれる番号が刻印されており、その番号も申告した番号と合っているか確認されます。
使用実績報告書
ここでは、昨年度に何回狩猟に行ったか、有害駆除(行政から委託を受けてキツネやカラスを狩猟すること)に行ったか、射撃大会などに参加したかを報告します。
また、銃弾を何発購入し、何発発砲したかを報告します。
きちんと記録しておかないと、忘れてしまうので狩猟メモは必須です。
数字があっているかを把握するのは地味に大変です。
帳簿
ここでは銃弾の購入と作成などについての報告をします。
ここの項目は銃弾を自身で作っている方が対象になる検査項目です。
散弾銃の銃弾を作っている方はあまりいませんが、ライフル銃の銃弾を自身で作っている方は結構います。
その方たちは火薬や薬莢などを購入するので、その種類や数量などを報告するようです。
私もライフルを持った時は、銃弾を自分で作ってみたいと思っています。
ちなみに、ライフルは散弾銃をもってから、10年経たないと持てません。
私はあと7年待たないとライフルを持てません。
銃砲保管状況報告書
ここでは、銃砲を保管している場所を図面を作って報告します。
銃と銃弾は別の場所に保管しなくてはならないので、ちと大変です。
また、銃保管ロッカーは置くだけではなく、壁に釘やネジでとめるか、ロッカーに重しをおいて盗まれ難いように設置しなくてはなりません。
ヒアリング
上記の報告書を作成し、その報告書内容について担当警察官よりヒアリングがあります。
このヒアリングで、その人となりも確認されているのだと思います。
私の前に一人長いヒアリングを受けているハンターがいました。
銃の受け渡しについて警察官と色々と話をしているようでした。
30分以上は話している感じです。
一方で、私と同じタイミングで検査を受けに来た地元の銃砲店の方は、全ての検査を5分ほどで終えていました。
やはり、人によって検査内容は違いがあるのだなと…。
私自身は全行程を15分位で終わりました。
検査のコツ
警察官も人の子ですから、検査の前にはシャワーを浴びてワイシャツを着てジャケットを羽織り、清潔な様子で検査に臨むことは大切です。
それだけで印象は変わります。
また、聞かれたこと以外は話さないことも大切です。
警察官も役人ですから、余計なことを話されて、その内容が検査内容に影響する内容ならば突っ込まざる得なくなります。
必要最低限の話だけで十分です。警察官もその方が嬉しいはずです。
今回は自然や野生生物の話ではありませんでした。
銃を持つことで発生する義務的なことを記事にしました。
したっけぃ