2019-05-03 No.392
北海道の早春。
水辺の近くではカエルの歌が聞こえてきます。
今回はそんなカエルたちの様子をお届けします。
エゾアカガエルの産卵
[2019.4北海道十勝 早春の山林]
北海道の4月の山林はまだ新緑に覆われていません。
木々が新緑の葉を広げるのは5月になってからです。
しかし、地にはスプリングエフェメラル(春植物)たちが、
短い春を謳歌し、
あちらこちらからカエルの声が聞こえてきます。
カエルの歌が聞こえる方へ歩み寄ると…
[2019.4北海道十勝 山林の池]
小さな池があります。
タタミみ4畳分ほどでしょうか。
沢山のカエルの声がその池から聞こえてきます。
人に気付かれると歌を止めてしまうため、
音を立てないよう、
ゆっくり慎重に歩を進めます。
[2019.4北海道十勝 エゾアカガエル]
いました。
日本では北海道のみに生息するカエル、
エゾアカガエルです。
[2019.4北海道十勝 エゾアカガエルの卵]
池の端の方に多量のエゾアカガエルの卵が
浮かんでいます。
[2019.4北海道十勝 エゾアカガエルのオスとメス]
卵の上にカエルのオスとメスがいます。
ホホを膨らませているのがオス、
もう一匹はメスでしょうか。
オスはホホを膨らませて、
あの鳴き声を発し、
メスにアタックします。
この時期のカエルの声はすべて
恋の歌なのです。
[2019.4北海道十勝 多数のエゾアカガエル]
池の中には多数のカエルがいます。
ザっとカウントすると30以上でした。
オスもメスも早春の北海道のとある池で、
恋の季節を謳歌しています。
[2019.4北海道十勝 エゾサンショウウオの卵in水中]
水の中から卵を撮影してみました。
沢山の気泡が卵に絡んでいます。
[2019.4北海道十勝 エゾサンショウウオの卵]
卵嚢をすくってみました。
卵の卵白の部分はツルツルしており、
核を優しく包んでいます。
以上、
春の北海道のエゾアカガエルたちについてでした。
したっけぃ