2019-11-17 No.503
北海道のハンター
モーリーです。
「流し」といって
林道などを車を走らせて
獲物を探す猟の方法があります。
先日、流しで大きなオスジカを
見かけました。
流し猟の現場
牧草地
[2019.11北海道釧路 エゾシカがいた牧草地]
見かけた場所はこんな牧草地です。
私を認識すると
すぐに奥の林に逃げ込んだので
撃てませんでした。
実際に車を運転して
獲物を見つけると、
撃つまでに結構時間がかかります。
1.車を止める
2.銃袋から銃を出す
3.弾を箱から出す
4.道路から5m以上離れる(安全管理)
5.弾を込める
6.狙う
これらの工程は10秒以上
掛ります。
10秒あればエゾシカは
射程外に逃げてしまいます。
エゾシカは走り飛びながら
逃げだすと、
時折後ろを振り返って
こちらを確認する時があります。
そのような時は
撃つべきタイミングなのですが
この時はそのまま奥の林まで
逃げてしまいました。
不思議なことに、
この時期
このような広々とした
牧草地にいるのは
大抵は4歳以上の大きな
オスのエゾシカです。
なぜ4歳以上とわかるかというと
角の分岐の数によって
分かります。
オスのエゾシカの年齢は
角によってある程度分かります。
放牧地
[2019.11北海道釧路 放牧地のエゾシカ]
こちらは牛の放牧地にいた
立派なオスエゾシカです。
ここは柵に囲われ、
目視できる位置に
人家があったので
撃てる場所では
ありませんでしたが、
このような場所にも
エゾシカはいます。
それにしても立派な
オスジカでした。
畑
[2019.11北海道十勝 畑にいたエゾシカ]
畑の上にいたエゾシカです。
これも立派なオスジカでした。
お尻の白さが目立ちます。
私を認識すると
畑の脇を流れる川へ向かって
飛び跳ねるように
逃げていきました。
ここは民家も道路も
目視できる位置にあるので
撃てる場所ではありません。
撃てる位置まで追えないかなと
思いましたが、無理でした。
以上、牧草地と放牧地、畑で
出会った立派なオスジカたちでした。
流し猟とは
車で現場を流しながら
獲物を探す猟です。
一方、
山を歩いてエゾシカを探す猟を
忍び猟と言います。
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したっけぃ