2017-04-27 No.161
散策 春の山
[2017.4.20 北海道十勝 山間の小河川 高所では雪が残る]
先日、山菜の生長具合を確認に、そしてヒグマを探しに山奥まで車を走らせました。
猟期は終わっているので、銃は持って行きません。丸腰です。
山菜を獲るための、ナイフがあるだけ。
山菜もまだ早いので、新芽の撮影ができればと良いかなという心持ちで山に入りました。
ヒグマを探す目的は写真の撮影です。
これまで数度ヒグマを見かけていますが、遠すぎて豆粒のようなヒグマであったり、カメラを持っていなかったり、撮影できても顔だけという写真しかありません。
ハンターですのでいずれは「熊撃ち」もしますが、今の私は力量も経験も銃の腕も覚悟も未熟です。
ライフルも持ってませんし…。
今はヒグマの写真を撮りつつ、その行動や生態を直に知りたいと思います。
[ギョウジャニンニクの若芽 まだまだ小さい]
[北海道十勝 ヒグマ 林道沿いにて ヒグマの良い写真が撮りたい その前に撃ちなさいと突っ込まれそうですが…]
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ヒグマの足跡
[北海道十勝 ヒグマの足跡 森の奥に向かっている]
山に車で入ると、昨年の大雨の影響で河川の形が大きく変わってしまった場所があり、林道を削るなどして車が先に進めない場所が散見されます。
車で行けない場所からは歩いて山を進むと、暫くして、ヒグマの足跡を発見しました。
臭いは感じなかったので、ある程度時間が経っていると思われます。
ヒグマの臭いは特徴的で近くにいるとその臭いがします。
近くにヒグマはいないようですが、それでも緊張がはりつめます。
その足跡を追いかけて歩を進めます。
ヒグマの事故
春の山菜採りのシーズンにしばしばヒグマに襲われる事故がおきます。
冬眠明けで飢餓状態のヒグマが自分の餌場を守ろうとしたり、人の持っている食べ物を奪おうとしたりするのが原因といわれています。
その原因以外にも、母熊が子熊を守るため、人が邪魔で排除するため、人を食べるため、力だめし、人とじゃれつくために人を襲う事故が発生しているようです。
貴方も春の山に入る時は、くれぐれも慎重に。
なお、ヒグマに会いたくない時は、クマよけの鈴を付けたり、声出し『ホイッホイッ』とハンター達が獲物を追う時に使う掛け声を時折発すると有効だと思います。
ヒグマにこちらの存在を教えて上げることが大切です。
「ヒグマの足跡 そんなに大きくない 若グマであると思われる」
「ヒグマの足跡 見えにくいが力強い爪跡が見える」
[ヒグマの足跡 森の奥へ向かっている]
ヒグマの足跡を追って歩きましたが、森の中に消えていきました。
車に戻って暫く待ってみましたが、姿は確認できずでした。
今度は別の場所を探してみようと思います。
北海道は春を迎えヒグマも冬眠から目覚めています。
仕事忙しい貴方はヒグマのようにしっかりと睡眠をとってください。
健康第一で行きましょう。
したっけぃ