2018-06-07 No.255
どうも、モーリーです。
2018年5月30日に
北海道利尻島で
ヒグマの足跡が確認されました。
利尻島へのヒグマ上陸は
106年振りです。
ベテラン猟師の方の話を聞くと
ヒグマは増えていると言います。
今回の件は
道内でのヒグマ増加が
原因であると
考えています。
興味深いニュースですので、
整理します。
利尻島にヒグマ上陸事件経過
[2017.3北海道十勝 ヒグマの足跡 十勝の雪解け頃のヒグマの足跡]
2018.5.30 利尻島南部の海岸でヒグマ(オス6歳以上)の足跡が見つかる
2018.5.31 利尻島北部の旧登山道付近でヒグマの糞が見つかる
2018.6.5 島南西部の仙法志地区において糞が5か所、足跡が2か所で見つかったと報告された
2018.6.6 間野勉博士(ヒグマ博士)が来島し、調査開始。島内にヒグマが留まっていると確認された
2018.6.7 自治体や警察による対策会議開催。町はヒグマとの共存も模索する
[2018.9北海道知床 ヒグマの糞 山菜を食べているヒグマの糞は臭くない]
なぜ利尻島へ渡ったのか
増えるヒグマ
[2018.2 北海道から利尻島を望むイメージ図 実際は十勝海岸から海を挟んで日高山脈を望む景観]
猟に行く車の中で先輩ハンターから
色々と話を聞きます。
先輩ハンターたちは一様に
ヒグマが増えたと言います。
春クマという春にヒグマを狩る猟が
平成元年(1989年)以前は行われていましたが、
その春クマは平成元年以降禁止され
30年が経ちました。
30年が経ち
ヒグマは増え続けます。
増えるだけではなく、
捕殺圧が減ったことにより
人への警戒心が緩むヒグマが増えます。
また、ヒグマが増え続けると
テリトリー争いや
メスを巡る争いが頻発し
戦いに敗れたヒグマは
新天地を目指します。
その新天地が今回は利尻島だったのです。
106年前に利尻島へヒグマが渡った時の
資料がありますので以下にリンクします。
10600頭以上のヒグマ
北海道道庁が作成した
『北海道ヒグマ管理計画』によると
現在のヒグマの生息頭数は
10600頭+-6700頭(平成24年度調査)とされています。
6年前の調査結果なので、
今はもっと増えているでしょう。
平成元年の春クマ禁止以降
ヒグマは増え続けており
今後は人との軋轢が更に増します。
北海道に住んでいる方は
実感として認識していると思います。
ヒグマ関連のニュースが増えたと。
春のヒグマ駆除解禁を
[2017.9北海道知床 エサを探すメスのヒグマ]
提言します。
人とヒグマの軋轢が都市部に迫る前に
時限的に
春のヒグマ駆除を解禁すべきです。
平成元年まで
春のヒグマ駆除を行っていたハンターたちも
高齢になりました。
これを遅らせると
春クマに参加していた先輩ハンターたちから
私のような
経験の足りない新人ハンターへ
ノウハウの伝授が
困難になります。
経験の伝授のためにも
3-4年に一度でも良いので
春のヒグマ駆除を解禁すべきであると
北海道知事へ
提案します。
高橋はるみ知事、ご一考お願い申し上げます。
したっけぃ