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ハンター日記

エゾハルゼミ 北の大地の蝉しぐれ

更新日:

 

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2016-05-28 No.123

エゾハルゼミ a cicada 

cicada「北海道十勝 エゾハルゼミの抜け殻。時折、二つ重なっている抜け殻を見かける」

「閑けさや 岩にしみいる 蝉の声」と歌ったのは松尾芭蕉です。
ワラビを採っていると蝉の大合唱が五月蠅いくらいに聞こえました。
岩にしみいるどころか、跳ね返って五月蠅いくらいでしたw
抜殻も至る所にあります。
正体はエゾハルゼミです。
北海道で年の最初に聞こえるセミの声はエゾハルゼミのものです。
本州、四国、九州ではハルゼミという蝉がこのエゾハルゼミよりも若干早く鳴いているようです。

蝉は英語で"cicada"と発音します。
今回はエゾハルゼミを紹介します。

 

 

エゾハルゼミの抜け殻 a husk of cicada

cicada「北海道十勝 ワラビで羽化したエゾハルゼミの抜け殻」

ワラビを採っているとワラビの茎や樹木に蝉の抜け殻が至るところにありました。
エゾハルゼミの抜け殻です。
エゾハルゼミは他の蝉と比べると若干小柄(体長4cm弱)です。
沖縄には親指の爪ほどの小さなセミもいるようですが、このセミも夏に見かけるセミと比べると一回り小さなセミです。

cicada「北海道十勝 エゾハルゼミの抜け殻一か所に4つも」

今の時期の北海道の林の中では鳴き声も至る所から聞こえます。
しかし、森林性のセミのため自宅(住宅地)にいる時は声を聞きません。
街外れですと、声は聞こえるようです。

 

 

生態 about a cicada

エゾ(北海道)の名が付くが、北海道以外でも見られるセミなんです。
北海道ではその年の最初に鳴くセミがこのエゾハルゼミです。
その生態を簡単に整理しました。

 

分布 distribution

cicada「北海道十勝 エゾハルゼミ」

・中国、千島列島やサハリン、日本などに分布
・北海道、東日本に多く、西日本では山間部にのみ生息
・森林性で広葉樹林に多い
・北海道十勝でも住宅地では、声をあまり聞かない

 

時期 the season to sing

cicada「北海道十勝 エゾハルゼミ。小さく可愛いセミ」

5月下旬から7月

 

 

ちなみに2004年にアメリカニューヨークで蝉が大発生したニュースがありました。
約60億匹の蝉がニューヨークを覆ったそうです。
次の大発生は来年2017年と言われています。
来年のニューヨークの蝉は要チェックですよ。

したっけぃ

 

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  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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