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ハンター日記

オオワシ・オジロワシと猟師たちの関係

更新日:

2019-01-19 No.355

オオワシとオジロワシ[北海道十勝 十勝川 オオワシとオジロワシの群れ]

天然記念物のオオワシとオジロワシ。
名前は聞いことはあるけど、どんな鳥なのだろう。
猟師とはどんな関係があるの?

という疑問についてお答えします。

本記事の内容

・オオワシとオジロワシについて

・オオワシ・オジロワシとハンターの関係

どうも、モーリーです。

猟へ山に入ると、オオワシやオジロワシの姿を
よく見かけます。

ハンターとして、
また環境保全に携わる者として、
ワシたちについて紹介します。

 

オオワシとオジロワシ

オオワシ

オオワシ[北海道十勝 十勝川 オオワシ くちばしが大きく黄色い]

大きなくちばしと白と黒のコントラスト。

近くで見ると、その大きさにたじろぎます。

初めて見たときは

えっ、こんなにデカイの?

って思いましたw

それもそのはずで、翼を広げたら240cmほど。

日ハムにいた大谷翔平の身長が193cmですから、
その大きさがわかると思います。

世界では日本やロシアを含む極東域で
およそ6,000羽が生息し、
内、1,200羽ほどが越冬のために
北海道へやってきます。

正直、北海道にきてくれて嬉しい鳥です。

 

オジロワシ

オジロワシ[北海道十勝 十勝川 オジロワシ 尾が白い]

オジロワシは、読んで字の如く尾が白いワシです。

大きさはオオワシに及びませんが、
かなり大きく、
こちらも翼を広げると200cm以上になり、
大谷翔平よりもでかいです。

最初見たときは、

車で運転中に畑に明らかにでかいトンビがいて

こんなでかいトンビいないだろw

と思ったらオジロワシでした。

 

オジロワシは生息域が北半球と広く、
その数はおよそ30,000羽

その内、1,000羽ほどが北海道にで越冬します。

だいたい仲間内ではオジロって読んでます。

 

オオワシ・オジロワシとハンターの関係

オオワシとオジロワシは狩猟していると結構出会います。

なぜか?

それは猟師が撃ったエゾシカの残渣を食べに寄ってくるからです。

私たちが発砲するとその音は山にこだまします。

するとその音を聞いて、
オオワシやオジロワシ、キタキツネたちは
人間が鹿を撃ったと認識し、
おこぼれが貰えるかもしれないと、
集まってくるのです。

もちろんエゾシカを解体している最中はやってきませんが、
どこかでジッと見ているのです。

そして私たちが去ると、残渣を掘り出し食べるのです。

または撃っても仕留められず、
半矢となって逃げ出したエゾシカは
人知れず山の中で息絶えます。

そんなエゾシカは
オオワシやオジロワシにとっては
厳しい冬を乗り越える大切な栄養となります。

意図しているわけではありませんが、
ハンターたちはオオワシやオジロワシの越冬に
少しだけ貢献しています。

 

それでは、

したっけい

  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

-狩猟, 鳥類
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