2017-05-01 No.164
十勝平野と日高山脈
[2017.4.28 十勝から西側にそびえる日高山脈]
先日撮影した日高山脈の様子です。
深い山ではまだまだ雪が深く、平地でも残雪が見られます。
北海道十勝は西に日高山脈、北に大雪山系がそびえています。
東は遥か知床まで高低の少ない平野部が広がり、南には太平洋をのぞみます。
また、この土地の開拓は行政主体ではなく民間主体となって始まった土地であり、その住民は独立独歩の気風が強いといえるかもしれません。
その為か、十勝の人はホスピタリティ(もてなし)が足りないといわれることが多いようです。
十勝は温泉や自然、食事など観光地としても優秀だと思いますが、観光地としての認知度が低いのは私たちのおもてなしの心が足りないのかもしれません。
農業で食べていけているので、おもてなしする必要もないのかもしれませんが。
シャク
[山菜 シャクの若芽 セリの爽やかな香りとクセのない味でおススメの山菜]
今回は春のおすすめ山菜のひとつ、セリ科でニンジンの仲間の『シャク』について紹介します。
あまり注目されない山菜ですが、実はおススメの山菜です。
葉の香りはセリ科らしく、爽やかな香りで、味はクセがなく、私は見かけたら採るようにしています。
ギョウジャニンニクやタランボの芽と違って比較的容易に採れる場所に生育しています。
ただし気を付けなくてはならない山菜でもあります。
毒草 フクジュソウとの類似
[山菜 シャクの若芽 色が爽やかな緑色]
[毒草 フクジュソウの葉 シャクと比較するとやや濃い緑色をしている]
上がシャク、下がフクジュソウです。
葉の見た目が似ているのが分かると思います。
シャクは毒草であるフクジュソウに似ており、またドクニンジンという毒草にも似ているため、慣れていない方は採らない方が良いでしょう。
フクジュソウは極僅かの量であれば漢方としての用法(強心剤として)もあるようです。
しかし、誤って用いると死に至るとの記録もあるので意外に怖い植物ですね。
シャクのレシピ
[シャク マヨネーズとからしの和えもの]
シャクの料理方法はホウレンソウと似ています。
獲ってきたら水でサッと洗い、お湯で軽く茹でる。
おひたしにしても良く、上の写真のようにマヨネーズとからしの和え物にしても良し。
なにせ香りが良いので、春らしい味わいに仕上がります。
また、生のまま細かく刻んでパスタに混ぜ込むと香りも良く、鮮やかな緑色で見た目も良くなります。
貴方が食べることのできる食材は、案外貴方の回りに自生しているかもしれません。
東京近辺や大阪の様な大都市に住む貴方の近くにはないかもしれませんが、ちょっと郊外に住んでいる方は散策のついでに食べられる植物を探し見るもの楽しいと思います。
美味しいものを食べてしっかりとお休みください。
したっけぃ