2018-03-27 No.241
どうも、W杯では中島翔哉を見てみたいモーリーです。
ロシアW杯まで残り78日。
楽しみですね。
今回は先日海岸線をドライブしているとオオワシがいました。
白と黒の羽、大きな黄色いクチバシ。
そんなオオワシを紹介します。
旭日のオオワシ
[2018.2北海道十勝 海岸線の巨石に立つオオワシ 左がオジロワシ 右がオオワシ(逆光で見えにくいが…、たぶん)]
十勝の海岸線を早朝にドライブしていると、大きな岩に猛禽がいました。
撮影はしましたが、逆光でよく見えません。
クチバシの形などから、左がオジロワシ(Haliaeetus albicilla)、右がオオワシ(Haliaeetus pelagicus)。
[2018.2北海道十勝 海岸線の巨石に立つオオワシ]
登る朝日をバックに、
オオワシは凛々しい姿勢をとっています。
北海道の厳しい自然を生きる野生生物の、
その中でも生態系ピラミッドの頂点に立つ生物のひとつであるオオワシ。
美しく逞しい。
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オオワシ 悠々たる飛翔 綽然たる滑空
余談ですが、
太陽光に縦線が見えるのは「スミア」と呼ばれるカメラによる現象です。
十勝のオオワシ
[2015.12北海道十勝川 オオワシ とまっている時の姿 白と黒のコントラストの羽毛と大きく濃い黄色いクチバシが特徴]
十勝のオオワシ
十勝川には千代田新水路と呼ばれる堰があり、
秋になると多くのサケがその堰を越えられず、
堰の前で死んでいます。
そのようなサケの死骸を「ホッチャレ」と、
地元の我々は呼んでいます。
ホッチャレを狙うオオワシ
[2015.10北海道十勝川 サケの死骸 地元ではホッチャレと呼んでいる 毎年秋に遡上する 海の栄養をその体ごと陸に運んでくる 環境循環において重要な役割を担うサケ]
このホッチャレを目的に、
十勝川には多くのオオワシやオジロワシがやってきます。
オオワシは世界的にみると減少傾向にあるとの報告があります。
ここのような豊富なエサ場が北海道やサハリンなどの多くの場所で増えるようどうにかしないとなと思います。
減少するオオワシ
[2018.2北海道十勝 大空を飛翔するオオワシ]
オオワシは北海道やサハリンなどオホーツク海の周辺にのみ生息する猛禽類です。
世界的な総個体数は4600-5100羽。
日本では主に北海道東部において1400-1700羽がいます。
その総個体数は減少傾向にあるとの調査結果を国際自然保護連合(IUCN, 2013)が報告しています。
オオワシが繁殖できる環境の拡大と増加が望まれます。
どうしたらいんだろ…。
貴方もこの美しいオオワシを観察しに、
北海道十勝まで遊びに来てください。
したっけぃ