2016-04-05 No.92
春を告げるヒバリ a skylark
「北海道十勝 ん??なんかいる?と思い撮影すると、雪の畑の上をあるくヒバリでした」
「北海道十勝 前を歩くのはオス。後ろがメス。」
北海道十勝は春を迎えつつあります。
しかし、山間はまだまだ雪が残っています。
そんななか雪の上を歩くヒバリたちを見かけました。
春を告げる鳥として、古来より西洋でも東洋でも親しまれている鳥です。
雪が多い地域のヒバリは秋が深まる頃に南下し、雪解けと共に北国へ戻ってきます。
ヒバリは春を告げる鳥といえます。
春になると空で停空飛行しながらさえずる姿が特徴的な鳥です。
英語でヒバリは"lark"or"skylark"です。
タバコのラークはヒバリが由来なんですね。
ヒバリの生態 about a skylark
「北海道十勝 繁殖期はつがいで行動するが、それ以外の時期は小集団で行動することが多いヒバリ」
大きさ size
・18cm程度
・スズメより少し大きい程度
分布 distribution
・ユーラシア大陸及びアフリカ大陸、日本国など
・草原、河原、畑、まれに山岳地帯など
・積雪がある地方のヒバリは秋に南下し、春になると戻ってくる
繁殖 breeding
・繁殖期は春
・オスがさえずりながら高く舞いナワバリを宣言する
・草原の中の窪みを掘ってお椀上の巣をつくる
食性 feeding habits
・雑食(種子、昆虫、クモなど)
・地表を歩きながら餌を探す
ヒバリに関連した和歌や俳句 poetry and songs for a skylark
「北海道十勝 ヒバリのオス。雄は冠羽といって頭の羽が逆立っている」
『うらうらに 照れる春日に雲雀上がり 心悲しも 独りし思へば』大伴家持(万葉集)
『永き日を 囀り足らぬ ひばりかな』松尾芭蕉
「北海道十勝 ヒバリのメス。ひとりでいるとスズメに見える」
昔から日本で親しまれている鳥であることが、上記のような歌があることで伝わってきます。
西洋にもヒバリに関連した楽曲などもあるようです。
本州、四国、九州、沖縄の方はどのような春を迎えているのでしょうか。
特に沖縄の春などは興味深くあります。
したっけぃ