ベニテングダケ 生育地や食べ方など

ベニテングダケの生育地・自生地

時を少しさかのぼり9月の話です。

散歩の途中、マツ林の中で毒キノコの「ベニテングダケ」を見つけました。

ベニテングダケはシラカンバやマツ林に生育・自生します。

シラカンバは本州では高原の樹木です。

ですので、ベニテングダケは本州ではやや標高の高い場所で見つけ易く、北海道では平地でも見られます。

「マツ林のベニテングダケ」

トリップして戦意高揚、シベリアのシャーマンも薬としてつかう

「ベニテングダケの近景」

任天堂ゲームのスーパーマリオが食べるキノコがこの「ベニテングダケ」といわれています。

古くは北欧のバイキングたちが戦意高揚のために食した、との言い伝えもあります。

シベリアでシャーマンが幻覚を見るための薬として使っていました。

症状は筋肉のけいれん、精神錯乱、幻覚症状、視聴覚障害、嘔吐、下痢、頭痛などです。

「食べてみた」、という人も

味は、うまい、らしいです。

「食べてみた」という報告も散見されます。

毒成分の「イボテン酸」が、うまみ成分として有名な「グルタミン酸」以上のうま味をもっているのでうまいのでしょう。

キノコの詳しい方に食べみて良いか聞いてみると「やめなさい」と言われましたので諦めます。今回は。

「なにかに齧られたあとが残るベニテングダケ」

毒抜きして、食べる

長野県の方では食用にしています。

■食べ方1（毒抜き方法1）

1.茹でる。茹でるときに換気をしないと、茹でている最中に具合が悪くなることもある。

2.塩漬け。塩漬け期間は諸説あるが、秋に収穫しお正月に食べる地域もある。

■食べ方2（毒抜き方法2）

1.タッパーにかなり濃い目の食塩水を入れ、その中にベニテングダケを入れ毒を抜く。

2.七輪で焼いて食します。

生のままスライスして、そのまま食べる方もいるとのこと。

今回は、NPO法人帯広キノコの会（キノコ好きの集まり）へキノコについて聞き取り調査を行いました。ありがとうございました。

皆さん、食欲の秋を楽しみましょう。

したっけぃ