2019-01-06 No.346
[猟銃 レミントンM870と清掃道具]
2019.1.3岐阜県下呂市で
猟銃暴発による死亡事故が発生。
下呂猟友会は同市で同年3月15日まで
狩猟と有害駆除の中止を決定。
本記事の内容 ・2019.1下呂市狩猟事故概要 ・暴発について ・狩猟事故は単独猟よりも集団猟の方が多い |
どうも、モーリーです。
下呂市での狩猟事故概要と、
暴発について、
ハンターの私が説明します。
2019.1岐阜県下呂市狩猟事故
2019年1月3日14:00頃、
岐阜県下呂市瀬西村の空き地において、
午前からニホンジカの有害駆除をしていた男性(65)が
散弾銃の弾貫き作業中に銃が暴発。
共に駆除に出ていた猟師の
岩口峰夫氏(71)の腰付近に当たる。
岩口氏は搬送先の病院で死亡しました。
警察は業務上過失致死で
捜査を進める。
事故報告を受けた下呂猟友会は
同日夜、同市市長と共に役員会を開き、
下呂市内での狩猟・有害駆除・個体調整の
全ての猟を中止することを決定し、
岐阜県へ有害駆除の中止を報告しました。
暴発ってなに?
暴発とは、
銃の扱いの不注意により急に弾が飛び出すことです。
わたしは一度、
目の前で暴発を目にしたことがあります。
場所は地元射撃場。
クレー(皿)射撃をしている選手が撃ち終わり、
銃を下に向けた瞬間に銃が暴発し、
選手のいるコンクリートの台を
打ち抜きました。
まだ20代の若い方でした。
幸い、コンクリート台を打ち抜いただけで済み、
その方の足も怪我はありませんでした。
私は後ろで順番を待っていたのですが、
驚きました。
ちょっとした不注意で
暴発は起こってしまいます。
正直、流し猟(車で獲物を探す猟のこと)の時は、
弾倉に弾を込めながら走っているかも…。
面倒でも、必要な時以外は
弾倉に弾を込めないことを徹底したいと思います。
狩猟事故は単独猟よりも集団猟の方が多い
今回の下呂市の事故もそうですが、
猟銃による事故は、
単独猟よりも集団猟での事故の方が多いです。
暴発してしまった時に単独猟ならば
周囲に人はいませんが、
集団猟の場合は下呂市の事故のように
周囲に人がいてしまいます。
今回の下呂市の事故も、
この前の茨城の事故も集団猟でした。
北海道でも何年か前に、
集団猟の最中に誤射による
死亡事故が発生しています。
現在北海道猟友会は
昨年の恵庭誤射事故を受け、
単独猟を規制する方向で話を進めているようです。
しかし、単独猟よりも集団猟の方が事故が多いことは
北海道猟友会が一番理解しているはずです。
単独猟への規制は
正直勘弁して欲しいと思います。
では、この辺で。
したっけぃ