2018-11-04 No.309
どうも、モーリーです。
前回はエゾサンショウウオの越冬幼生と
出会った様子を紹介しました。
その周辺では、他の色々な生物とも出会いました。
ゲンゴロウモドキやカワゲラ、トビケラたちです。
そんな彼女たちを紹介します。
十勝の川の上流域
[2018.10北海道十勝 標高1000m付近の河川 上流域でも水量は豊富]
水は冷たく、清らか。
このあたりの川水なら飲んでも問題ありません。
もし北海道に来たら
飲んでみてください。
気になる方は、沸騰させてから
コーヒーや紅茶を入れても美味しいと思います。
そんな川にどんな生物が棲んでいるのか
みてみましょう。
水に寄り添う生き物たち
ゲンゴロウモドキ
[2018.10北海道十勝 水の中のゲンゴロウモドキ]
[2018.10北海道十勝 水の中のゲンゴロウモドキ]
ゲンゴロウモドキは大きさが3cmほど。
寿命は2−3年ほどとされています。
飛ぶこともできるので、
水質環境が悪化した時は移動して
避難することができます。
基本的には生まれた水域でずっと暮す
生き物といわれています。
ゲンゴロウよりもずっと大きく、
最初捕まえるとギョッとするかもしれませんが、
つぶらな瞳と捕まえてあたふたする様は可愛いものです。
綺麗な水にも泥水の中にも生息する生き物です。
カワゲラ
[2018.10北海道十勝 カワゲラ]
カワゲラです。
キレイな川に住む生き物です。
カワゲラがいるということは、
その川はキレイな川といえます。
また、低い水温でよく見かけます。
カワゲラは川の中で2−3年ほど生活し
羽化します。
羽化すると飛翔し、
交尾し、
すぐに死んでいきます。
成体の画像がありませんが、
気になった方は
” カワゲラ 羽化 ”
で、ググってみてください。
羽化前のカワゲラは
そのフォルムが本当に美しい生物だなと
いつも思います。
水生生物の中で一番好きな
生物たちかもしれません。
トビケラとガガンボ
[2018.10北海道十勝 下がトビケラ 上がガガンボ]
下の生物がヒゲナガカワトビケラです。
上の生物がガガンボです。
これらの生物もキレイな川に生息する
生き物たちです。
これらの水生生物たちが落ち葉などを食べ、
その水生生物たちを魚たちの餌となり、
川の生態系が成り立っています。
川に寄り添い
多くの生物が息づいてます。
そしてその川は海につながり、
陸の栄養を海まで運び、
海の生物たちの栄養ともなります。
私たちでこの繋がりを守っていきましょう。
次の世代へ、他の生物へ、この繋がりを渡していきましょう。
貴方と一緒にそのお手伝いができれば幸いです。
したっけぃ