2018-10-01 No.297
どうも、モーリーと申します。
当ブログに訪問いただき、
本当にありがとうございます。
普段は北海道で狩猟や環境調査をしています。
狩猟をしていると「残酷だ」、「怖い人なんですね」
などと誤解を受けますが、
自然や生き物が好きなアラフォーです。
獲物を自分で狩って食べますが、
自分の手を汚すことで、
命は自然からの恵みと実感し、
大切に頂いています。
猟期スタート
2018年の北海道の10月は、
台風24号で始まりました。
そして、10月になると北海道では
猟期が始まります。
猟期は10/1から1/31までです。
エゾシカは扱いが違っており、
釧路や札幌などでは10/1からスタート、
十勝などでは10/20以降からがスタート、
猟期の終了時期も
各市町村によって違います。
今回は北海道での猟期・猟場について紹介します。
猟期10/1-1/31
北海道の猟期は
10/1-1-31です。
この期間は
北海道で狩猟登録をしていると、
鳥獣保護区や国立公園は除きますが、
どこでも狩猟可能です。
多くのハンターはガンカモやエゾシカ、
キタキツネやヒグマなどを狙うでしょう。
その中でエゾシカはちょっと勝手が違います。
北海道のエゾシカ可猟区域
[引用:北海道環境生活部環境局より 平成30(2018)年度 北海道エゾシカ可猟区域図]
エゾシカの猟期や猟区は
北海道で一様ではなく、
各市町村毎に細かく区分されています。
大まかには、上記画像の色区分です。
紫:10/1‐3/31
緑:10/20-2/28
このほかにも
占冠(しむかっぷ)村や西興部(にしおこっぺ)村
では、9/15-4/15の長期間のエゾシカ猟が可能です。
ちなみに、北海道で猟師同士が
「猟に行こうか」と声を掛けると
エゾシカ猟を指します。
なぜ各市町村でエゾシカの猟期が違うのか
[2017.4北海道十勝 エゾシカの群れ この時期は角がなくオスメスの判断は困難 ちなみにトナカイはオスメスともに角が生えている]
近年、
エゾシカは農作物を食べてしまう
有害鳥獣とされています。
そのため、被害の多い市町村では
猟期を長めに設定して、
エゾシカの生息数を調整しています。
十勝の猟期は10/20-2-28までと
他の北海道の地域よりも
短めに設定されています。
札幌や釧路などは
10/1-3/31までと
長めに設定されています。
十勝が短めに設定されているのは
十勝は狩猟が盛んで、
凄腕の猟師がゴロゴロしているため、
エゾシカの生息数が抑えられているから
であると考えています。
2018年、平成最後の年の猟期が始まります。
私は10月中旬頃から出動できそうです。
その時はここで紹介します。
したっけぃ