2015-10-29
十勝川のサケ
先日、十勝川の千代田新水路までサケの遡上の様子を見にいきました。
※千代田新水路とは、十勝川の氾濫を軽減する目的で、帯広開発建設部(国土交通省の出先機関)が作った水路。
詳しくは→千代田新水路
十勝川では、早ければ8月末から遅ければ12月頃までサケの遡上する様子を見ることができます。
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サケの旅。陸と海の循環
4-5年前に十勝川から放流されたサケ稚魚たちが、大きくなって産卵のために帰ってきました。
川で生まれたサケは、海で成長し、故郷の川に戻り、産卵して死にます。
陸の生物(キタキツネやヒグマ、鳥類など)が海の栄養素を蓄えたサケを食べることで、海の栄養素が陸で消費されます。
この働きは重要な循環作用で、サケの栄養素で陸の生態系へも好影響を与えています。
サケ画像
「手前にサケの背びれが見えます。奥には、セグロカモメ又はオオセグロカモメが見えます」
「千代田新水路には魚道を側面から見ることができる施設があります。誰でも訪問できます。全長60cmあるのが分かります。」
「上流に進もうと柵に挑むサケ。」
※十勝川ではサケは原則として、千代田までしか遡上できません。千代田堰堤と千代田新水路によってサケの遡上が阻まれています。この状況を変えていこうと、頑張っている地元の方々もいます。
「サケのホッチャレ。死してなお、海の栄養素を陸に届ける役割を担っています。ありがとう」
十勝は自然が豊かな土地だと言われています。
その豊かさの一部は、海からの栄養を運んできてくれるサケたちに由来します。
食卓にサケが、イクラが上がっている時、サケに感謝の気持ちをもって食べてください。
ありがとうございます、と。
私たち人も、サケによって生きる手助けされている自然の一部なのですから。
サケについては以下のサイトにも記してありますので、お時間のある方はご訪問ください。
したっけぃ
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