2023-05-25 No.1017
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
長野県中野市で猟銃を使用した立て籠もり事件が発生しました。
一報が出た時点で、すでに女性がナイフにより刺殺され、住民から連絡を受けた警察官2名が散弾銃とみられる銃器で撃たれ、合計3名が死亡しているというものでした。
日本の猟銃所持の是非が問われる大きな事件になるかもしれない、と感じました。
事件概要を記録します。
事件概要
[散弾銃 レミントンM870 重く威力もある非常にじゃじゃ馬のような銃であるという印象をもっています]
日時
2023年5月25日 16:25頃に警察署へ「女性が刺された」と通報があった。
場所
長野県中野市江部
散弾銃が使われている事件とのことで事件発生場所がもっと山の近くかと思いましたが田園都市といった町でしょうか。
長野県中野市の人口は41,048名（2023.4.1調べ）。
内容
2023年5月25日午後4時頃、70代夫婦が畑作業をしていた。
血が付いた女性（40代）が「おじさん 助けて」と言いながら走ってきた。
後ろから数十センチあるナイフを持った迷彩服の男（20-30代）が追いかけてきて、女性を背中から刺し、女性が仰向けに倒れると、上から胸を刺した。
女性が刺された場所は、後に立て籠もる民家から60m付近の場所。
畑作業をしていた男性が「なんでこんな酷いことをするんだ？」と言うと
「殺したいから殺してやった」と言って、男は現場を歩いて離れていった。
畑作業をしていた男性が16:25頃に、警察へ通報。
パトカーが駆け付けると、再び男が散弾銃をもって現れ、パトカーの運転席の窓ガラスに銃口を当てて2発発砲し、男は逃走。
男はその後民家に立て籠もる。
立て籠もり現場は中野市 青木正道 市議会議長宅に立てこもったとみられるが人質がいるか否かは未確認。
立て籠もった男は家の住人である青木正道の息子（30代）であると、近隣住民の話。
20時頃には2発の発砲音が鳴った。
長野県警や消防によると、刺された女性と撃たれた警察官2名が緊急搬送され、いずれも死亡が確認された。
他にも近隣住民1名が負傷するも現場に近く救出できない状態。
男は迷彩服を着用しサングラスをかけており、民家で発砲をはじめ、立て籠もりを始めた。
近隣住民によると、男は猟銃免許を持ち猟犬も飼育しているという。
現場周辺300mに立ち入り規制がされなどし、近隣住民に屋内から出ないよう呼び掛けている。
20時頃に犯人の母親が逃げ出し、1時頃に親戚の女性も逃げ出した。
犯人は一人で立て籠もりを続ける。
26日4時頃、犯人が自ら歩いて建物をでてきたため警察が身柄を確保した。
その後、建物付近で倒れていた女性を発見するも死亡が確認された。
女性刺殺からの一報で始まった同事件は、女性2名、警察官2名の合計4名が死亡する前代未聞の事件となった。
時系列整理
2023年5月25日
16:00 畑で夫婦が農作業をしていると女性がナイフを持った男に追われて夫婦の近くで刺殺された。夫婦は無事
16:25 夫婦の夫が警察へ女性が刺されたと通報
直後 駆け付けた警察官2名がパトカーの車内にいるままに、男が2発発砲し、殉職
19:00 一発の発砲音が立て籠もった家から鳴った
20:00 一発の発砲音が立て籠もった家から鳴った
20:35 現場から女性が逃げ出し警察官が救助。女性に外傷はない。女性は犯人の母親。立て籠もっている民家にはまだ1名の女性がいる模様
1:15 親戚の女性一名が現場から逃げだし警察が救助（これで建物には犯人1名となった模様）
4:30 立てこもっていた男自ら家から出て歩いてきて警察が身柄を確保
4:54 現場付近で倒れていた高齢女性を発見するも、死亡が確認された
以上。情報は更新予定。
一報 25日23:01
更新 23:50更新
更新 26日1:05
更新 1:19
更新 7:19
事件について
・散弾銃なのかライフル銃なのかまだ正式な発表はされていない
・弾を何発保有しているのか？
・躊躇なく女性を刺殺し警察官2名も射殺している。殺害に迷いがない
・SATの出番はあるのか
・犯人への情報をストップするために現場周辺の通信を遮断するシステム（妨害電波発生装置）があると良い ※2022フランスでは住民が子供のインターネット利用を阻害するために妨害電波発生装置を作成し町広域の通信を妨害した事例がある
・負傷している犯人の父親である青木正道氏の救出は防弾車で近寄ってなんとかできないのか
・市会議員やその関係者による猟銃関連事故が散見される
・長野県といえば、2021年に長野県議会議員丸山大輔による妻殺害事件も記憶に新しい
・駆け付けた警察官も通報でナイフによる犯行と聞いていたので犯人が猟銃を所持していたとは想定し難かった。しかしながら、犯人が猟銃を構えた瞬間にパトカーを発進させるなどの対応ができていれば良かったが、実際に現場では難しいと思う。
・動いているターゲットに当てるのは難しいので、もしあなたも銃で狙われた瞬間はとにかく動いてください。しゃがむ、走る。海外でのケースだと素直に財布やスマホを渡してください。
・殉職された2名の警察官に哀悼の意を表します。私たちの生活の治安を担ってくれる警察官。私の10年来の友人の中にも警察官がいることもあり、警察官が殉職されると心が痛みます。皆様は日頃の警察や行政やおかしな判決をする裁判官には文句があることもあるかもしれません。しかし、町の治安維持は昼も夜も警察が担ってくれています。大雨が来る夜、私たちはグーグー寝ていますが、国土交通省の職員が河川氾濫がないか寝ずに川の状況を調べています。隣国が戦闘機を飛ばして来たらすぐまさスクランブルしてくれる自衛隊がいます。私たちの生活はそんな方々に守られて生活しているのだと、感じていただけると幸いです。文句よりも感謝をまずは伝えたいと思います。今回殉職された玉井良樹警部補（46）と池内卓夫巡査部長（61）に謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
・このブログも案外多くの方に読まれているので、ひょっとしたら犯人も読むかもしれません。
もし、読んでいるのでしたら今すぐ銃をすて自首してください。その銃は美味しい鳥やイノシシを獲るためのモノ。警察に向けるものではありません。貴方は猟犬を飼育されているとありました。早期に自首しなければ、貴方の猟犬も今後どのような扱いを受けるか分かりません。猟犬のためにも、すぐに自首してください。
・1:00最後の人質も逃げ出し、建物には犯人のみ。あとは催涙ガスでも、兵糧攻めでも、確保しやすい状態になった模様。結局、男が自ら出てきた。ひょっとしたら、このブログを読んでくれてる？
・寝て起きてみると事件は解決していました。犯人は立て籠もった家の長男
・4時半頃、犯人は自ら家を出たようです。未明に犯人自ら投降したということで、事件が終結。これからは犯人の動機や事件の経緯が洗い出されるでしょう
・この事件を受けて、猟銃所持に関する規定も更に厳しくなるとみられる...
・ジャニー喜多川の性犯罪やジャニーズ事務所の対応、猿之助による両親殺害及び自殺未遂事件など、芸能事件への社会の関心がそがれた
関連記事：
【事故記録】2018.8北海道砂川市猟銃所持許可取り消し事件 その1 そして裁判へ
以上、2023年5月長野県猟銃立てこもり事件あらましでした。
この事件、主には家族や親族間での事件ということのようです。
教訓は「文句よりも感謝を伝えよう」という事でしょうか。
したっけぃ
