2020-11-25 No.659
釣りキチ三平などで知られる
矢口高雄先生が
2020年11月20日
すい臓がんで東京の病院で亡くなりました。
享年81歳。
経歴
本名:髙橋 髙雄(たかはしたかお)
生れ:1939年10月28秋田県横手市
享年:2020年11月20日東京にて
職業:漫画家、エッセイスト
経歴:
子供の頃は山村に生まれ自然の中で育つ。子供の頃から漫画好きで、手塚治虫に手紙を書いて返事を貰ったことがある。高校を卒業後、地元の銀行に勤めるが一念発起し30歳で漫画になる。自身の趣味である釣り漫画『釣りキチ三平』を週刊少年マガジンで連載開始し、大人気漫画となり一躍人気漫画家となった。その後も、主に自然をテーマにした作品を手掛け続けた。
テーマ
矢口高雄先生の作品は「釣りキチ三平」や「マタギ」など
一貫して自然と人のかかわりを
テーマとしていました。
先生の作品の中で
一番気に入っている作品が
『マタギ』です。
先生本人も
『マタギ』のあとがきの中で
以下のように語っています。
「僕はこれまで一貫して『自然と人の関り』をテーマとした作品を描いてきた。中でも本編『マタギ』は、その『自然』との関りを最も色濃く表現できるドラマだったので、乗りまくって描いたものである。」(1990年1月)
引用:矢口高雄『マタギ』あとがき より
クマやキツネ、カモシカやヒトが
東北の山を舞台に織り成す
多様な物語がこの漫画の中に描かれています。
私もこのブログを通じて
「人の活動と自然の折り合いのつけ方」
をテーマに描いているつもりです。
そういう意味では
矢口高雄先生の
不肖の弟子といえるかもしれません。
貴方にも先生の作品を
手に取ってみてほしいと思います。
特に釣りキチ三平の中で幾度もでてくる
魚の描写は素晴らしいなと
いつも思います。
そして、キツネの家族を描く描写も好きです。
「マタギ」や「マタギ列伝」は
やや性的な描写もあるので、
お子さんも読むなら
「釣りキチ三平」をおすすめします。
したっけぃ
『マタギ』矢口高雄先生の思いを強く反映した作品。
みんな大好き「釣りキチ三平」。