2015-12-18 No.50
オオワシを撮影しようと近づくと、飛んでしまいました。
オオワシの休憩を邪魔してしまい、申し訳ないことをしました。
せっかくですので、オオワシの飛翔する様を紹介します。
飛翔と滑空
オオワシの飛ぶさまは威厳があり悠然としています。
体躯も大きく、爪の力も強く、天敵と呼べる存在がいないからでしょうか。
しかし、体が大きいと空を飛ぶときのエネルギーは大きくなります。
オオワシの体重は9kgほどもあるのですから。
オオワシが飛ぶ時にスズメの様にパタパタと羽ばたいていては、すぐにエネルギーを消費して落下してしまいます。
オオワシにとって空を飛ぶということは、獲物を探すか狙う時であり、一番大切な時間です。
そこで、オオワシの様に大きい鳥は、羽ばたかずに空を舞う技術を獲得しています。
エネルギーの消費を抑えて、空を滑るように飛ぶのです。
『滑空』です。
オオワシの飛翔と滑空の様を撮影しました。
その様子をお届けします。
飛翔
「北海道十勝川 オオワシ」
「飛翔前 気持ち羽を膨らませる」
「飛翔直前 羽を広げる直前」
「力強く足でジャンプ!」
「羽を広げ力強く羽ばたき、揚力をつける」
「力強く羽ばたきつつ、滑るように飛ぶ」
「低空で羽ばたく」
「左下に飛翔したオオワシが滑空している。右上に木にとまっているオオワシがいる」
「左のオオワシが飛んで行ったオオワシ 仲間のいる木へ移動」
滑空
「オオワシとオジロワシ、トビが空を悠然と滑空している様」
滑空とは、鳥が羽ばたきしないで羽を広げたまま空中を飛ぶことです。
オオワシは飛び出すときの羽ばたきや、
太陽光の熱で発生する上場気流、
地形によって生じる乱気流を利用して滑空を続けます。
上記写真の左側中段のタタミのように長方形に翼を広げて見えるのがオジロワシ。
広げた翼が体に近い所でやや細くなるのがオオワシです。
私たちも羽ばたく時は頑張って羽ばき、うまく気流を見つけたら楽して滑空したいですね。
今回でこのハンター日記も50回です。
今後ともよろしくお願いいたします。
したっけぃ