2018-07-25 No.259
どうも、モーリーです。
川のほとりを歩いているとオケラが歩いていました。
早速捕まえました。
オケラは正式にはケラと呼ばれています。
普段は地中で生活していますが、
川の近くの湿った地面や
夏の夜、林近くの街灯周りでもその姿を見かけます。
今回はオケラを紹介します。
ケラ
[2018.7北海道十勝 ケラ]
オケラは正式和名はケラ(Gryllotalpa orientalis)です。
歌「手のひらを太陽に」でお馴染みですね。
『ミミズだって オケラだって アメンボだって
みんなみんな 生きているんだ 友達なんだ』
のオケラです。
オケラの行動可能範囲は凄いんです。
穴を掘る
ケラが穴を掘る様子を撮影しました。
グイグイと地面を掘り進んでいる様子がわかります。
[2018.7北海道十勝 ケラの前足 細かい毛が生えている 地面を掘るため、力が非常に強い]
地中を掘るケラの前足です。
ケラを手で持つと、
指の間に隠れようと、
指を押しのけようとします。
その力の強いこと強いこと。
貴方もケラを見かけたら、
そっと手に持ってみてください。
その力強さを、
生命の力強さを、
感じられます。
水上を泳ぐ
水面を泳ぐ様子を撮影しました。
ゲンゴロウのように、
スイスイと素早く水面を泳ぐ様が見て取れます。
空を飛ぶ
[2018.7北海道十勝 ケラの羽]
ケラは空も飛びます。
夏の夜、街灯の近くで姿を見かけることがあります。
そんなケラたちは
地中から這い出して
街灯まで飛んでやってきます。
探すポイントは街灯の直下ではなく、
街灯からやや離れた地面の上です。
アスファルトではなく土の上を探してください。
地中を掘り、
水上を泳ぎ、
空を飛ぶ、
その行動範囲は地球上のすべての生命の中でも
トップクラスかもしれません。
そんなすごい生物がケラです。
大食漢
[2018.7北海道十勝 庭の畑のミミズ オケラのエサになる]
ケラは大食漢です。
雑食性でなんでも食べます。
植物の根っこや種子、
小さな昆虫やミミズです。
地中を掘る重労働を支えるため、
大量の食べ物が必要です。
水分やカロリーがなくなると
一晩で餓死してしまいます。
飼育
実は飼育してみました。
調べてみると簡単そうなので飼育したのですが、
一週間で死んでしまいました…。
水槽に水苔で環境を作り、
ニンジンや煮干しを与えてました。
が、一週間後動かなくなっていました。
申し訳ないことをしてしまった。
生き物を殺すのは、
食べるためのエゾシカやカモだけで十分です。
無駄な殺生をしてしまいました。
ごめんなさい。
貴方は最近何かを殺生しましたか。
認識がないかもしれませんが、
スーパーでお金を払って野菜やお肉を買うのは
殺生をしていることと同義なのかもしれません。
野菜やお肉をいただく時、
命をいただいていると感じて
いただこうと思います。
したっけぃ