2017-07-03 No.192
エゾハルゼミ 抜け殻
[2017.6.13北海道十勝 エゾハルゼミの抜け殻]
先日、山の中を歩いていると至る所からセミの声が。
北海道の春が終わり、夏の到来を告げるエゾハルゼミの鳴き声です。
主に森に生息しているので、住宅街に生活していると彼らの声(セミはオスしか鳴きません)を聴くことはないかもしれません。
しばし森を歩くと抜け殻を発見。
背中に大きな穴が見えるように、無事に羽化を終えた跡です。
成虫
[2017.6北海道十勝 エゾハルゼミ成虫]
セミの生態
基本的にセミは土中で幼虫時代を数年、長いと17年間も過ごします。
地上にはい出て羽化し、約2週間ほど成虫として過ごし、恋の相手を探します。
エゾハルゼミは(北海道十勝だと)6月に鳴き声が聞こえるようになります。
春の山菜シーズンが終わり、ワラビを採取する頃に鳴き始めるので、私の場合はワラビを採りに行くと出会えるのがエゾハルゼミです。
私たちホモサピエンスから見ると、2週間は短く儚いと思うかもしれませんが、セミはセミの一生の時間を迷いなく生きています。
セミの迷いのない生き方を見習いたいですね。
[エゾハルゼミ 死骸]
2週間ほどの成虫時期を終え、死んだエゾハルゼミ。
本州ではキャッチ&イート(捕まえて食べる)をしている方もいるようです。
捕まえたセミを油で素揚げ…。
地面からはい出て来た幼虫も捕まえて、素揚げ…燻製…。
幼虫の燻製は美味しそうですね。
沖縄では捕まえたセミをそのままガブリと食べる方もいるようです。
私も今度捕まえたら、もって帰って素揚げしてみようかなと。
貴方は最近変わった食材を食べましたか。
月に一度は新しい食材に挑戦してみたいですね。
したっけぃ