2015-11-29 No.35
クマゲラの森
鹿を追い、熊を追い辿り着いたクマゲラの森。
静かで美しく厳しい山の中、クマゲラが住んでいる。
「針広混交林。トドマツやシラカンバが混じる林」
「雪をかぶる木々たち。何本か雪の重さにより倒木していた」
クマゲラ
狩猟にでかけた先でクマゲラを目視しました。
大きさは50cm程度で、全身が黒く、頭が真っ赤でとても目立つ鳥です。
日本では北海道と東北地方で見ることができます。
開発により数を減らし1965年に国が天然記念物として指定しました。
今回は残念ながら、撮影できませんでしたが、クマゲラを目視したのは今年で2回目です。
そろそろクマゲラも撮影したいところです。
クマゲラはアイヌ語で「チプタ・チカップ」【舟を掘る鳥】の意味です。
キツツキ科なので、テンポの速いドラムの様な音を奏でて木をつつき穴を開ける様を、アイヌの方々は舟を掘ると表現したのですね。
また、アイヌの伝承ではヒグマの場所を教えたり案内する神様として崇められていました。
山間の原生林や混交林(多様な樹種を持つ林)、ブナ林などで見かけることができます。
上記の写真は針広混交林(針葉樹と広葉樹の混交林)です。
ある程度標高の高いこのような林で出会うことができます。
末永くクマゲラが生息できる山であってほしいですね。
風邪が流行っているようです。
暖かくしてお過ごしください。
したっけぃ