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2016-06-15 No.135
タカネナデシコ
「北海道十勝山間のがれ場 キリンソウと一緒に生えていてキリンソウを好む蝶が訪れる場所になっている」
十勝の山間のがれ場にナデシコの花が咲いていました。
標高は400mほどの場所で、岩場であることから高山植物にも分類されるタカネナデシコかもしれません。
ナデシコの花は日本人に愛されている花です。
「秋の七草」のひとつであったり、清楚で美しい女性を「大和撫子(やまとなでしこ)」と呼んだり、サッカー女子日本代表を「ナデシコジャパン」と呼んだりしています。
また、ナデシコは漢字では「撫子」と書き「撫でるように愛しい子」から由来しています。
今回はナデシコについて記事をお届けします。
ナデシコの仲間
「北海道十勝5月 ナデシコの花 」
北海道で見かけるナデシコの仲間はいくつかありますが、いかにもナデシコらしい花をつけるナデシコはタカネナデシコとエゾカワラナデシコです。今回はどちらの種か判別できませんでしたが、山地のがれ場で見かけたことと花の大きさが小ぶりだったのでタカネナデシコだと考えました。しかし、花の色が薄いことからエゾカワラナデシコかもしれません。
実際のところ植物の種を判別する方法は、持ち帰って図鑑などでしっかりと調べてみないと何ともいえないものです。
今回はナデシコが美しく咲いていることから持ち帰るのも無粋かなと思い撮影だけにとどめました。
エゾカワラナデシコ以外にもノハラナデシコやムシトリナデシコというナデシコの仲間もいます。ヨーロッパからの帰化植物なのであまり有り難がられてはいませんが。
他にもエンビセンノウというナデシコの仲間がありますが、ゴルフ場や牧草地の開発でほとんど消滅してしまったといわれています。
「北海道十勝 ナデシコの花」
「北海道十勝 ナデシコが咲いていたがれ場」
ナデシコジャパンはリオデジャネイロオリンピックに出場できませんでしたが、本家のナデシコの花は咲いています。
東京五輪で美しく咲け、大和撫子とナデシコジャパン。
したっけぃ
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