2022-02-10 No.934
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
拙ブログにご訪問いただき、本当にありがとうございます。
いかがお過ごしでしょうか。
私は元気です。
さて、先日山奥に猟に出かけました。
この時期の冬山を歩くと雪に埋もれてしまいとても歩けません。
そこでスノーシューか山スキーか、どちらかを装備しないといけません。
どちらが良いのか、猟師の中でも色々な議論があります。
私の中で答えがでましたのでお答えします。
スノーシューです。
猟にはスノーシューです。
理由を三つに整理しました。
スノーシューを選ぶ3つの理由
取り回し・振り向き・回転
スノーシューと山スキーを比較した時の一番の違いは振り向けるスピードの違いです。特に後方に振り向くスピードはスノーシューが圧倒しています。
歩いてきた後方に獲物がいることはほぼありませんが、やはり後方にも気を付けていたいものです。
特に道東では眠らずのヒグマも出ると聞いています。
360℃いつでも確認できるよう怠らないように準備するためには山スキーよりもスノーシューだと思います。
また、狩猟の時は木の生えている場所に入り込むこともあります。
スキーだと木に引っかかって面倒くさい場面が多々ありました。
このケースでもスノーシューが便利です。
コスト
コストです。山スキーは3万-5万円ほど。
物にも寄りますが、一般的に山スキーとスノーシューではスノーシューの方が値段は安いです。
特に山スキーには雪との接地面にアザラシの毛やフェルトを張られています。
アザラシの毛やフェルトを張ることで坂を登りやすくしているのです。
この処理に費用がかさみ、山スキーの値段を押し上げています。
私の山スキーにはフェルトが張られています。
アザラシの毛やフェルトが張ってある山スキーは3万円から5万円はするでしょう。
スノーシューはピンキリで3000円から、高くても2万円しないほど。
値段的にお手軽なのはスノーシューです。
私は3000円ほどのスノーシューを使用しています。
スノーシューは春になると値段が下がるので、購入は春を待つのもポイントです。
山スキーは先輩猟師から貰えました。
有り難いことです。
重さと大きさ
山スキーとスノーシューでは大きさも違います。当然山スキーの方が大きく車に乗せるのもがさばります。
重さも測ってみました。
山スキーは4.8kg
スノーシューは2kg
私の場合は山スキー用の靴に履き替えないといけない使用です。
より重くなってしまい、山スキーと靴で8kgほどになってしまいます。
トレッキングシューズや長靴に合わせられる山スキーだと軽くなります。
それでも、軽さはスノーシューに軍配が上がります。
以上の3つの理由、取り回しし易さ、コスト、重さ大きさの3つの理由からスノーシューをおすすめします。
狩猟はスノーシュー クロスカントリーは山スキー
狩猟では雪山を10数kmも何十kmも歩くことはほぼありません。車の周辺を数キロ歩くのがほとんどのケースだと思います。
勢子の時に10kmほどを歩くくらいでしょうか。
ですので、やはりスノーシューで良いのかなと思っています。
ただし、狩猟ではなくクロスカントリーならもちろん山スキーの方が良いと思っています。
スノーシューで雪山を長距離移動したくありません。
カメラをかけ、リュックにランチやコーヒーや紅茶を入れて、冷たい空気の雪山でスキーを漕ぐ。
最高です。
そんな時はやはり山スキーですね。
山に行く時は猟銃を持って行かないと後ろめたさを感じてしまいます。
しかし、狩猟関係なく山スキーで山を歩いてみたくなってきました。
いってきます。
貴方も北海道の雪山に遊びに来てください。
関連記事:
参考サイト:
OUTDOOR 一度知ったらやめられない!スノーシューを選ぶときに知っておきたい3つのポイント-スノーシューの選び方-
したっけぃ
ちなみに、スノーシューは春になると値下がりします。買うなら春を待ち、次の冬に使いましょう。