2017-09-01 No.211
どうもモーリーです。
貴方はいかがお過ごしですか。
今回は知床半島の先端部の知床特有の景観を紹介します。
日本で最も自然度の高い場所です。
道路、歩道も無く、人よりも野生動物の生息を優先している場所、それが知床半島先端部です。
なぜ、知床が日本で最も自然度が高いのか、このブログから貴方に伝われば幸いです。
知床の風景
[2017.8.30北海道知床知床岬 海岸線には径の大きい石とその供給源の岸壁が見える]
普通の海岸線には細かい砂があります。
ここ知床では、山(崖)が海岸線から近いことから、山から供給される石が細かくなる前に海岸線に到達します。
よって海岸線を構成する砂礫は大きい石になります。
この景観は知床独特の景観です。
[2017.8.30北海道知床知床岬 崖の斜面に見えるケモノ道]
斜面にはケモノ道が見える。
このケモノ道は、ヒグマが山と海の両方を利用しているという証です。
この付近の海岸線に時折、時化(しけ)によってクジラやイルカが漂着します。
それらもヒグマの大切な食料となります。
クジラは良質なタンパク源なので、雄グマが独占して食べることが多く、雌グマや子グマはありつけることは少ないと聞きます。
[2017.8.30北海道知床知床岬 巨大な崖に大きな穴があいている いつの昔か分からないが、水の浸食によってできた穴か]
[2017.8.30北海道知床知床岬 覆い被さるような大きな崖 崖から供給された礫の角が取れ、手前の石になる]
[2017.8.30北海道知床知床岬 エゾシカの骨 海岸線に打ち捨てられていた]
右手に海岸線、左手に断崖絶壁の道を進むと、海から突き出したような岩が出てきます。
そこは海鳥の巣でした。
海鳥の巣
[2017.8.30北海道知床知床岬 カモメの群れ 近づいても動かない]
[2017.8.30北海道知床知床岬 ウミウの群れ 目もくらむような高い崖の上にいます]
[2017.8.30北海道知床知床岬 20−30m上の方でアマツバメの巣があるようで、多数のツバメが崖の周りを飛び、いくつかは中に消えていった]
ここではオオセグロカモメ、ウミウ、アマツバメが多く見られました。
崖の上にはアマツバメの巣があり、岩の上にウミウが巣をつくっている場所です。
カモメは近づいても動かずに語りかけるようにジッと私を横目で見つめてきます。
カモメ「人間、何しに来た。」
モーリー「観音岩までお参りに来たモーリーと申します。道を通らせていただけますか。」
カモメ 無言
って感じの会話ができたような気がしました...。
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したっけぃ