2021-07-14 No.774
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
今回はサイトの紹介記事です。
アメリカ合衆国のニューヨーク州オーティスビルにある野生鳥獣の孤児院 "Orphaned Wildlife Center" です。
野生鳥獣、主にクマの孤児を引き取って野生に帰られるよう飼育する施設です。
母親が狩猟されたり、事故で孤児になった子熊を引き取っているようです。
昨今、日本でもヒグマやツキノワグマによる農作物被害やヒトへの襲撃事件が散見されます。
クマとの関係を多角的な視点で把握できるよう、今回は米国ニューヨーク州におけるとある野生鳥獣保護施設について調べてみました。
こんな施設もあるのだなぁ~って感じで、ご覧いただければと思います。
紹介サイト:
Orphaned Wildlife Center(野生鳥獣孤児院センター)
Orphaned Wildlife Center(野生鳥獣孤児院センター)
上記画像はOWCの主要メンバーのスーザンとジム、ケリーの3名です。この施設はアメリカ合衆国ニューヨーク州オースティンビルにあります。
google mapより:Otisville, NY, USA
この施設の理念は親を失った子熊を引き取り、やがて野生に還すことを目的とするとされています。
現在は11頭の熊を飼育しており下は7歳から上は24歳です。
年齢はかなり上で、この歳から野生に還すのは難しいでしょう。
自然に還す理念はとりあえず横に置いて、今は飼育を継続して熊の情報を発信することで寄付を募り活動を継続している団体のようです。
理念を失ったというよりは、野生生物の情報を発信し続けることで野生生物への意識を喚起し、将来的な理想の実現を目指しているような印象です。
また、クマの中には野生下では絶滅したとも言われるシリア産のクマもいるとのことで、当施設が重要な施設であることが分かります。
上記動画のLeoは北海道のヒグマの血を引いている個体で、施設の中で最も頭の良いクマであると説明されています。
なんか嬉しいですね。
クマとヒトの関係 野生鳥獣と経済活動の折り合いのつけ方
ロシアでは極一部でクマをペットとして飼育する方がいるようです。
アメリカでもクマを映画に使用するために飼育するケースもあります。
ロシアでもアメリカでも、そのようにヒトがクマを飼育していると、飼育するクマに襲われて死亡するケースもあったようです。
日本ではクマとヒトのそのような近しい関係を否定する方がアカデミック周りや野生鳥獣関係者に多いような印象を持っています。
ロシアやアメリカでは現地の方々なりの考えがあり、現地でも様々な議論の上でのクマとの関係なのでしょう。
上のyoutubeのコメントを読むと、現地の方々の意見が分かります。
今は翻訳ソフトも優秀です。
英語が苦手という方もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。英語はコミュニケーションのための道具ですから。
このように世界中の至る所でクマとヒトとの関係、野生鳥獣の繁栄と人の経済活動の折り合いのつけ方を模索する状態が続いており、ほとんどのケースにおいて人間の経済活動が優先されています。
このブログを通じて、「野生鳥獣の繁栄と人の経済活動の折り合いのつけ方」について貴方と共に考える機会が持てれば幸いです。
今回はアメリカでのとある活動の紹介でした。
紹介サイト:
Orphaned Wildlife Center(野生鳥獣孤児院センター)
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参考サイト:
したっけぃ