2017-06-30 No.189
ヤマメ(山女魚)
[2017.6.27 北海道胆振 ヤマメの幼魚]
北海道十勝は一気に夏の気配になりました。
昨日今日の気温は30℃まで上がりました。
空気は乾燥しているので、それほど暑苦しい感じはありませんが、北海道の私たちにとっては慣れない気温であります。
貴方のお住まいでは、いかがですか。
先日、洞爺湖のある河川でヤマメの幼魚を採捕しました。
川に遊びに行った時に魚たちと一緒に泳ぐ機会がありますが、どんな魚も美しいものです。
その中でもヤマメは特に美しい魚です。
不思議なもので、陸から川を眺めた時は魚はすぐに逃げますが、魚たちと一緒に川の中で泳いでいると逃げません。
今度、川の中の魚たちの様子を動画で取ってきます。
うまく撮影できたら、このブログで紹介します。
今回は魚のヤマメについて紹介します。
底生動物を食べるヤマメ
前回トビケラについて紹介しました。
探検@洞爺湖 川底の1cmのトビケラたち
今回紹介するヤマメはこのトビケラやユスリカ、カワゲラなどを食べて生活しています。
トビケラたちをヤマメやニジマスが食べ、そのヤマメやニジマスを猛禽類のワシタカやフクロウが食べ、その糞を栄養にして河畔林などの草木が生長します。
生物達は厳しい自然の生存競争を大きな循環の輪の中で生き抜いています。
それは私たち人間も広義の意味では同じです。
私たち人間も鶏肉や豚肉、牛肉を食べて消費し、体の中で分解しウンチとして排出し、そのウンチを微生物分解し、畑や河川の栄養になってゆきます。
全ては循環し巡っています。
パーマーク
[ヤマメ パーマーク 体の側面にサケ科の魚についている小判型の斑点]
ヤマメやニジマスなどにはこのパーマークが付いています。
パーマークは成長につれ無くなってゆきます。
パーマークがある理由は、鳥や大型魚に狙われた時にパーマークがあることで、それら外敵の目をくらますことができるためだといわれています。
確かに多くのパーマークがあると、どこを狙えば良いか分からなくなりそうです。
動画 ヤマメやニジマス
以前撮影したヤマメやニジマスの動画を紹介します。
動画では水槽に入れて撮影していますが、川の中の魚たちは自由に、日の光を受け本当に美しく泳いでいます。
ヤマメ釣りの解禁日
ヤマメなどの魚たちの資源保護の観点から、釣りができる日を制限しています。
場所や解禁日について、以下に整理しました。
場所:石狩、後志、檜山、渡島、胆振、空知、上川
解禁:6月1日~3月31日
場所:日高、十勝、釧路、根室、オホーツク、宗谷、留萌
解禁:7月1日~4月30日
ヤマメたちが稚魚の間は禁漁期間に設定しているのです。
エゾシカも同じで、エゾシカが子育てする春の期間は猟期に指定されておりません。
北海道十勝は一気に暑くなりました。
北海道の短い夏が始まりました。
この夏は多様な角度から北海道の儚い夏を紹介できればと思っています。
よろしければ当ブログに訪問いただれば幸いです。
したっけぃ