2020-11-02 No.640
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
NHKの情熱大陸という番組で
農業ハンターがテーマだったと聞きました。
生憎、
私はテレビを持っていませんので
内容は分かりません。
内容を想像するに、
獣害にあっている農家が
野生動物たちを駆除しつつ
その肉を販売し、
農業被害軽減と地域の振興に結びつける
といったところでしょうか。
北海道における鳥獣被害や
私の農家の友人の話しをお届けします。
北海道の鳥獣被害額は47億
北海道の鳥獣被害額(2019年度)は47億円/1,146,000haです。
内、
釧路が12.8億円/91,500ha、
十勝が6.3億円/261,000ha
釧路と十勝だけで
北海道の全額の半分近い
20億円近くの被害額がでています。
ちなみに、
年度は違いますが
日本全国の鳥獣による農業被害額は
158億円(2018年)です。
釧路十勝だけで
全国の鳥獣による農業被害額の
12%がでています。
友人の農家の話
畑作の場合
友人や親戚に農家がいます。
鳥獣被害について話を聞くと
春先に鹿や熊による
ビートの喰い荒らし被害が
多いとのこと。
獲りに行こうかと言うと、
モーリーは銃が下手だし (´·ω·`)...
動物も可哀想だから、
獲らなくていいよとのこと。
作物への被害も畑地の一部が
やられるだけで、
広範囲に渡って喰い荒らされることは
ほとんどないので、
そんなに気にしていない、と話ます。
特に春先にでてくる子狐が可愛いらしく
あまり駆除には積極的ではないようです。
広い農地を持つ十勝の農家は太っ腹です。
畜産などの場合
ただ、耕地面積の狭い農家の場合は
例え農業被害が一部であったとしても
割合として大きくなるため深刻です。
それに、
畑作と畜産でも変わってきます。
生まれたばかりの子牛が
キツネに食べられてしまったり
カラスにつつかれて病気になってしまう
ケースもあります。
牛舎周りにいるキツネやカラスを
積極的に駆除する畜産農家はいます。
北海道では農家の後継者たちが
自ら猟銃の資格を取り、
畑や牛舎周りの動物を狩っているケースがよく見られます。
彼らにとってはドアを開けたら
そこが猟場ですし自分の敷地ですから、
気兼ねなく撃てます。
獲る人はエゾシカを100頭以上
獲っている人もおり、
正直羨ましい環境にいるなと思いみています。
参考文献:
エゾシカによる農作物被害の実態 帯広畜産大学 熊谷幸民 小野山敬一
したっけぃ