2021-05-15 No.743
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
山菜ニリンソウ(二輪草)を採ってきました。
ニリンソウは早春の山林を白く彩る植物です。
行者ニンニクやタラの芽を
採りに行くと見かける山菜です。
山菜というよりは見て楽しむ
野草だと思っていますが、
毎年少しだけいただいています。
北海道を舞台にした漫画
ゴールデンカムイでも登場して
一躍有名になった野草・山菜かもしれません。
今回はニリンソウについてお届けします。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
トリカブトなどの
有毒植物が多いキンポウゲ科の中で
食べられる数少ない植物です。
早春の山野の林を歩くと
川沿いなどやや湿った場所だと
多くみかけることができます。
地下茎で増え群落を形成するので
白い花の群落は目立ちます。
一本の茎から二つの花が咲くことから
二輪草と呼ばれています。
ニリンソウが出る頃には
残雪もほぼ溶けてなくなり
山野では春本番の様相を呈してきます。
春植物(スプリングエフェメラル)です。
春植物(スプリングエフェメラル)とは
春から初夏にのみ地表で姿を現し、
残りの期間は地面でジッとしている植物です。
関連記事:
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
ですので、積極的には採る山菜ではありません。
季節ものとして毎年少しだけ採ってきます。
上記画像は味噌汁です。
あまり美味しそうではありませんが、
十勝の海で採ったシジミでだしをとり
地元の長芋、大豆、ニラ、アサツキ、
山菜のシャク、コゴミ、ニリンソウを添えました。
ダイエットにも最適な
地元野菜たっぷりの
健康山菜味噌汁です。
漫画ゴールデンカムイで
乾燥させたニリンソウと
お肉を一緒に食べると
肉が美味しくなると記してあり、
以前鹿肉と一緒に試してみました。
その時は鹿肉と乾燥ニリンソウを炒めて
オイスターソースで味をつけました。
美味しかったですが、
ニリンソウの役割を
認識することはできませんでした。
オイスターソースの味つけが濃すぎたのかもしれません。
今度は豚肉で再チャレンジしてみようかと思います。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
春先の若葉の頃は
山菜ニリンソウの葉が
毒草トリカブトの葉に似ており、
時折誤食する死亡事故が発生します。
夏以降はニリンソウは地表から消え、
トリカブトは背が高くなるので
間違いは起こりませんが、
早春の頃は注意が必要です。
ここでは早春の頃の葉の違いを紹介します。
これがニリンソウの葉です。ニリンソウは花が白いので
白い花が付く葉なら
ニリンソウです。
こちらはトリカブトの若葉です。
ニリンソウとトリカブトが
混生しているような場所だと、
誤って採ってしまうケースもあるのかもしれません。
また、
似たような葉でフクジュソウがあり
同種も強い毒を持っています。
そう考えると、
見分ける自信がない方は
ニリンソウは採らなくても良いかもしれません。
ニリンソウとトリカブトを
動画でも撮影してみました。
トリカブトは夏になると
紫色の美しい花をつけます。
一見すると毒草には見えませんが、
強い毒をもつ草です。
強い毒をもって
食べられないようにする
生存戦略なのだと思います。
そしてニリンソウは
そのトリカブトに姿を似せて
食べられないように身を守る、
そんな生存戦略なのでしょうか。
生物の生存戦略の多様性を見る思いです。
私たち日本人も人類も
新しい生存戦略を構築する必要性が
求められる時代に差し掛かっているなと
感じる今日この頃です。
このブログを通じて
貴方と共に
新時代の戦略を
生物たちから学ぶことができれば幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
したっけぃ