Categories: 山菜

タランボの涙 採られ獲られて涙を流す そんな様子に心が痛むも実に美味しい

2025-05-13 No.1160

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。

山を歩いているとタランボの芽が採られている現場がありました。

タランボはウコギ科タラノキの若芽で、山菜としてとても人気があります。

大変人気があるゆえに、まだ採りごろ前の小さな若芽の時に採られてしまうケースが多々見られます。

よく観察してみると、採られた部分から樹液がでて涙のように見えます。

そんな様子をお届けします。



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採取されたタランボ

[2025.5北海道十勝 採取されたタランボ 一部が残されているので良心的な採られ方だと思います]

採取されたタランボの若芽の様子です。

根本の方をよく見ると樹液が溜まっているのが見えます。

 

[2025.5北海道十勝 タランボ採取跡にでる樹液]

私たちも怪我をした時、カサブタができます。

この樹液も似たような効果があるのかもしれません。

採られたタランボの若芽はこうやって自らを癒やしているのです。

甲斐甲斐しいというか哀れというか、見ているとなにか可愛そうな気がします。

 

それでも、天ぷらにしたら大変美味しいものです。

 

[ウコギ科タラノキの若芽タランボ]

これくらいが採頃ベストなタランボです。

トゲもありますが、この頃のトゲはわだ柔らかく口に入れても問題ありません。

関連記事:
タランボ 冬眠から目覚めたヒグマがいる山へタランボを採りにいってみた

 

参考サイト:
北海道森林管理局 タランボ

 

[タランボを芝桜の上に置いてみた]

今週末は春の収穫祭。

冬に獲れたシカやクマ肉、春の山菜を天ぷらにしてのBBQパーティ。

長い北海道の冬を終えた私達が、春の訪れを祝う春の収穫祭です。

北海道は短くも輝く春を迎えています。

したっけぃ

 



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モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。