Categories: 狩猟

猟にいったけれど鹿は獲れず

2020-11-16 No.653

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。

先日、猟に行ってきました。

今シーズン最初の猟です。

結果はボウズだったのですが、猟の様子をお届けします。

 



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[2020.10北海道釧路 紅葉する山の木々]

山は紅葉が始まりかけのタイミングで猟へ。

私は単独の忍び猟や少人数での狩りが気に入っています。

獲物を探しながら写真を撮ったり、
獲物を待ちながら本を読んだりと、
まったりと猟ができるので。

ただし、
どうしても巻き狩り(集団猟)と比較すると
猟果は落ちてしまいます。

 

[2020.10北海道釧路 発砲禁止の旗]

林道を走っていると「発砲禁止」の旗が所々で見られます。

これは
林業や工事の作業区域付近であったり
鳥獣の生息数の維持管理のためなど
いくつかの理由があります。

 

2018年に森林管理局の職員を
誤射した事件を受けて、
昨年は国有林や道有林において
厳しい狩猟制限が設けられていました。

今シーズンは緩和されました。

その代わり、
コロナウィルスの影響もあり
猟師たちもなんとなく
落ち着いている印象です。

 

関連記事:

2018.11北海道 恵庭猟師誤射事故 なぜ誤射が?事故の経緯と猟の現場

 

[2020.10北海道釧路 昼食の様子]

猟の時はすぐに食べられる
おにぎりや羊羹が多いのですが、
この時はカレーのカップヌードル。

北海道のコンビニエンスストアである
セイコーマートのカレーヌードル。

野外で食べるカップヌードルは美味しい。

 



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[2020.10北海道釧路 エゾシカの道]

午後になりエゾシカの気配が濃くなってきました。

これはエゾシカが作ったと思われる獣道。

こんな感じで山の至る所に獣道があります。

 

[2020.10北海道釧路 エゾシカの糞]

これはエゾシカの糞。

エゾシカを探すなら獣道や糞などが
多く見られる場所を探します。

 

[2020.4北海道釧路 林内のエゾシカたち]

エゾシカを見つけました。

単独。

開けた林内。

※上記画像は別の時に撮影した参考画像です。

距離は200mほど先。

こちらに気付いています。

私の技術では200mは
まず当たらないので、
近づこうとすると、
「ピョンピョン」と山に登り
走り去りました。

この後再度エゾシカを見つけましたが
すぐに逃げてしまい撃てませんでした。

そして日暮れを迎え、この時は猟終了。

猟は日の入り以降はできません。

脱砲し、車に戻ります。

車に着くとホッとします。

ホッとする理由は
殺生しなくて良かったという気持ちと
重い鹿を車まで運ばなくて楽できたという気持ち。

一人だと撃った鹿を車まで運ぶのが本当にキツイ。

この後、山を下ります。

エゾシカたちはよく分かっており、
日が沈むと途端にその姿を現します。

帰り道では6頭ものエゾシカを見かけました。

一番近くのコンビニは50km先。

そのコンビニでコーヒーを買って
やっと一息つける感じで猟は終わります。

春に獲った鹿肉がなくなりそうなので
次はしっかりと獲りたいと思います。

 

したっけぃ

 

エゾシカのモモ肉。低カロリー高たんぱくでダイエットにもおすすめ。

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。