2016-05-02 No.107
どうも、北海道十勝のハンターのモーリーです。
北海道十勝は春の季節の真っ只中にあります。
植物は芽吹き、鳥は歌い、多くの生物が子育ての季節を迎えています。
林内を行くとカタクリの花が静かに群落をつくっていました。
今日はカタクリを紹介します。
英語では”dogtooth violet“【犬の歯のスミレ】と品のない名前を付けられています。
ラテン語由来の言葉です。
[2016.4北海道十勝 林内で群生するカタクリ]
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[2016.4北海道十勝 広範囲に群生するカタクリ]
・発芽（種から葉になる）から開花まで7-8年かかる
・開花は早春（北海道十勝では4月末頃）
・平均寿命は40-50年
・球根がある
[2016.4北海道十勝 春の一時期だけその姿を見ることができるカタクリ]
カタクリはユーラシア大陸の東で主に見られます。
・サハリン、千島列島、朝鮮半島、日本国
・本州、四国、九州、北海道
・平地から山野の林内
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[カタクリの葉 やや肉厚で、クセのない味 片栗粉はカタクリの球根から精製します]
私たちが普段口にするカタクリ粉は
元々このカタクリから採っていました。
かたくり粉のカタクリはこの植物から来ています。
地下には球根があり、古くは薬用として利用され将軍家にも献上されていました。
現在、市販されているかたくり粉はジャガイモから精製されています。
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[カタクリの天ぷら 春は山菜の天ぷらの季節 右はイラクサ 左はシャクの天ぷら]
花や葉は食べられます。
私は天ぷらで食べること多いです。
寿命の長いカタクリです、大切にいただきます。
参考記事
[2016.4北海道十勝 カタクリの花]
カタクリはクセがなく、料理しやすい食材です。
ただ、カタクリの生長は遅く寿命が長い植物です。
山菜としていただく時も、少しだけ分けてもらう気持ちで、感謝と配慮をもっていただきたいと思います。
古代には薬用としても利用されていました。
しかし、人によっては食あたりすることもあります。
知り合いがカタクリの葉を食べて「ノロ」のような激しい食あたりを起こしました。
その件以降、その人はカタクリを避けるようになりました。
誤った山菜を食して病院へ行く記事を読むことがあります。
山菜は正しい知識を持った上で採取するように心がけてください。
山や川へ行く方は、日常を離れ草木に目を向け、生命の息吹を感じてみてください。
したっけぃ