2022-08-03 No.968
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
いかがお過ごしでしょうか。
先日山奥を歩いていると、トドマツにヒグマの爪の跡がありました。
今回はヒグマの爪跡を紹介します。
ヒグマの爪痕
これがヒグマの爪痕です。樹木の表層から1cm弱ほどがえぐられています。
立派な爪跡です。
このように樹皮に爪を立てて登っていくのですね。
下から見上げると5-6mほど上まで爪痕が続いています。
木登りの理由はなんでしょうか。
ヒグマはサルナシ(コクワ)を食べるために木に登る
ヒグマの爪痕の先を見てみます。分かりにくいかと思いますが、爪痕があったトドマツにサルナシ(コクワ)の木が絡みついています。
サルナシはヤマブドウのように、秋になると沢山の果実をつけるつる性樹木です。
サルナシ(コクワ)やヤマブドウはヒグマの大好物です。
これがサルナシ(コクワ)の実です。
これくらい青いとまだまだ食べ頃ではありません。
ヒグマにとっては7-8月はまだ秋の収穫時期ではなく、一番お腹の空いている季節でもあります。
ヒグマにとって一番餓死が多くなるのが夏の7-8月なのです。
サルナシ(コクワ)やヤマブドウがなる秋、川にサケマスが遡上してくる秋。
そんな実りの秋まではヒグマたちは主にアリなどを食べて空腹を凌いでいます。
これが食べ頃のサルナシ(コクワ)の実です。
秋になるとヒグマたちはこの実やヤマブドウなどを沢山食べて栄養とし、冬眠の準備を始めます。
関連記事:
サルナシ・コクワの収穫 サルもクマも大好きなアンチエイジング
今日は8月3日。
まだまだ夏の盛りの時期ですが、実はあと10日もすると十勝には秋の気配を感じさせる夜風が吹きます。
十勝では勝毎花火大会が毎年8月13日に実施されます。
例年だとその夜の夜風はもう肌寒い秋の風になり、十勝の人たちは心の中で秋の準備を始ます。
参考サイト:
勝毎花火大会
季節は日一日と確実にめぐっています。
貴方も自然の中で季節の変化を探しにいきましょう。
したっけぃ