2020-04-10 No.595
「当ブログにご訪問頂きありがとうございます。
北海道十勝のハンターモーリーです。」
北海道十勝にも山菜のシーズンがやってきました。
山菜のシーズンが始まると、
食べたい野菜がある場合を除き、
基本的に冬まで野菜を買う必要がなくなります。
春→山菜
夏→庭の野菜
秋→庭の野菜&農家から貰う
とういう具合です。
早春の北海道で食べられる山菜について
ざっくりと説明します。
フキノトウ(Petasites japonicus subsp. giganteus)
エゾイラクサ(Urtica platyphylla)
エゾエンゴサク(Corydalis ambigua)
ギョウジャニンニク(Allium victorialis subsp. platyphyllum)
などです。
タランボやウド、ワラビなどは
もうちょっと後です。
なかでも、エゾエンゴサクは
フクジュソウやカタクリなどのように、
早春に一瞬だけ咲く花
『スプリングエフェメラル』
【春の妖精、春のはかなさ】
とも呼ばれています。
食用としてだけではなく、
鎮静・鎮痛の作用があるとして
薬草として用いられてきました。
今回はエゾエンゴサクを中心に
早春の北海道の山菜についてお届けします。
記事内容:
・食用兼薬草のエゾエンゴサク ・エゾエンゴサク レシピ |
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
[2020.4北海道十勝 エゾエンゴサク]
[2020.4北海道十勝 エゾエンゴサクの開花前の若芽]
エゾエンゴサクは山菜の一種です。
その花や葉、茎が食用の対象です。
味はクセがなく、サラダやおひたし、
味噌汁の具など色々な付け合わせに利用できます。
エゾエンゴサクはケシ科で
地下に球体の塊茎※1があります。
根にアルカロイドという成分が含まれています。
※1塊茎(かいけい):地中にある茎の一部が塊になったもの。じゃがいもは同じく塊茎。サツマイモは根。実はタマネギは葉っぱです。
胃潰瘍、血行障害、腹痛、鎮痛、月経痛などに効果があるとされています。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
[2020.4北海道十勝 エゾエンゴサク]
[2020.4北海道十勝 早春の山菜たち ギョウジャニンニク、エゾエンゴサク、フキノトウ、エゾイラクサ]
左からギョウジャニンニク、エゾエンゴサク、フキノトウ、エゾイラクサです。
この中でギョウジャニンニクと
エゾイラクサは万能薬と言っても良い健康食材です。
それを味噌汁にしました。
注意点はエゾイラクサです。
エゾイラクサは
別名イタイタグサとも呼ばれ、
その葉や茎に無数のトゲがあり、
刺されるとかなりの痛みが
長い時は半日以上持続します。
ですので、お味噌汁にするときは
最初にエゾイラクサを熱湯で1分ほど
茹でてから、フキノトウを入れます。
火を止めて味噌を溶かし入れてから、
ギョウジャニンニクと
エゾエンゴサクを入れて完成です。
これで春の山菜味噌汁の完成です。
[早春の山菜味噌汁 真ん中の青い花がエゾエンゴサク、左にエゾイラクサが見える]
早春の山菜味噌汁は
フキノトウの春の苦みが香りたち
ギョウジャニンニクやエゾイラクサが
健康をサポートし、
エゾエンゴサクが彩を与えます。
味噌も十勝の大豆から自宅でつくった完璧な一品。
北海道の春を称える究極の一品です。
[エゾエンゴサクのサラダ フレンチドレッシングで]
エゾエンゴサクを流水でサッと洗って
そのままフレンチドレッシングでいただきました。
貴方が食べるときは、沸騰したお湯で
軽く湯がいてから食べてください。
北海道の山菜シーズンが始まりました。
山で会いましょう。
したっけぃ