2022-01-20 No.925
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
細々と続けているブログですが時折、読者の方から問い合わせを通じてお声をかけていただくことがあります。
やり取りを通じてエゾシカのお肉を送る時もあります。
鹿肉を送った方から、お礼にお米を頂きました。
一度もお会いしたことがない遠方の方とこのようにコミュニケーションを図ることができること、インターネットの最もポジティブな面だと思います。
そのお米で鹿丼を作りましたので、ご紹介させてください。
ミルキークィーンという品種。
はじめて食べる品種です。
コシヒカリの突然変異とのこと。
食感はもち米のようにもっちりとしており、味は内地らしい上品な仕立て。
私は普段は玄米ばかりなので、白米は美味しく感じるのですが、今回は特に美味しくいただきました。
北海道米でいうと「ゆめぴりか」や「おぼろづき」に似ているように感じました。
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そのお米に獲ってきた鹿肉をのせてみます。
鹿肉は新得産ニンニクに強めの塩コショウをまぶし、ローストディアにします。出来上がったローストディアをスライスして白米の上に並べます。
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色々と鹿肉を食べてきましたがローストディアが一番かもしれない話
鹿肉はレアに仕立てているので、肉汁が白米の上にこぼれます。
ホカホカのご飯とその上に人肌まで下げた温度のレアなエゾシカ肉をのせ、肉の味と白米の味をしっかりと味わえるようにした品。
柔らかくしっとりとした鹿肉とモチモチした白米の食感が更なる食欲をそそります。
ご飯と鹿肉のシンプルな調理ですが、最高の食材をコラボした猟師冥利につきる見事な一品。
ごちそうさまでした。
盛り付けは以下のお店を参考にさせていただきました。似ても似つきませんが…。
赤身肉とご飯とソースの組み合わせが絶品のお店です。
参考サイト:
以前、料理の鉄人というテレビ番組に料理審査員として出演していた岸朝子さんとご飯をご一緒させていただいたことがありました。
十勝には彼女の学生時代の友人がいる関係で、私も同席させていただきました。
彼女の座右の銘は「食は命なり」というものがあります。
テレビの向こうでは料理に優劣をつける審査員をしていましたが、ご一緒に食事をさせていただいた時は全ての料理に等しく感謝する姿勢を感じたものです。
内地の優しい味のお米を食べて、ふと岸朝子さんを思い出しました。
おいしゅうございました。
したっけぃ